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この情報は2023年度入試に関する内容です。

Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.国際高専は1年生から数学や物理、化学、生物や、プログラミングや3Dモデリング、AIなどの情報技術、ロボティクスなどを英語で学ぶEnglish STEM教育を全学生で実施しているのが大きな特色です。帰国生と一般生を分けることはありません。

Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.例えば「国語表現」「文学」「歴史文化」という科目に対して「英語表現」「世界文学」「歴史文化(英語」という科目があり、「リーディング・ライティング」に対して「日本語」「日本語コミュニケーション」といった科目があります。これらは海外からの入学者や日本語修得が不十分な帰国生、留学生対象の科目です。人文社会科目では、主に英語表現や文化歴史の科目を英語で学び、第二言語では日本語の修得をめざします。

Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
A.必要であれば個々の学生に沿った補習授業を実施します。国際高専では1、2年生は白山麓キャンパスでの全寮制教育が特長です。白山麓キャンパスでは月曜から金曜までの19時30分から21時30分まで、夜の学校としてラーニングセッションを行なっています。全学生必修の課外学習の時間で、学習内容の確実な定着を目指します。担当教員はつきますが、教室における授業の延長ではなく、学生同士がチームで学び合い、教え合うことを教員がサポートしていきます。授業は英語で行われることから、英語のサポートも習熟度に合わせて行なっています。

Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
A.一人ひとりの個性を尊重することを心掛けています。日本での生活に慣れない、友人関係でつまずくなど、悩みがある場合は個々に対応し、心理学の専門家である本校カウンセラーによるメンタルサポートも受けられるよう態勢を整えています。

Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
A.帰国生は在籍学生の20%を占めています。今後も、帰国生を積極的に受け入れていきます。
国際高専は2018年度から新しくカリキュラムをスタートさせていますので、新しい教育での卒業生はまだ輩出していません。併設校の金沢工業大学とは「KIT School System」と呼ぶ9年間の一貫教育を進めています(高専5年間+金沢工業大学3年次編入・大学院修了までの4年間)。「白山麓キャンパスでの全寮制教育」(1年、2年)、「1年間のニュージーランド留学」(3年)、「金沢工業大学と連携した授業やクラスター研究室活動」(4年、5年)により、未来社会・Society5.0で活躍できるグローバルイノベーターを目指します。 特に4年、5年生は、全国的に教育・研究面での評価の高い金沢工業大学とキャンパスを共有しているため、大学生と一緒に授業を受けたり、大学の研究室と連携した「クラスター研究室活動」(ぶどうの房のようにあたかも1つの研究室として活動する方式)として研究ができます。また国際高専を5年で卒業後、金沢工業大学の3年次に編入し、金沢工業大学の大学院までの4年間、一貫した研究活動ができるのも大きな魅力です。 金沢工業大学大学院情報工学専攻に進学すると、工学分野の修士課程で全米トップ大学の一つと評価されているロチェスター工科大学と最短2年間で、両大学の修士号を取得できるDual Degreeプログラムの道も開かれています。就職はメーカーをはじめとした製造業・IT関連企業や情報通信業などにおける技術者としての採用が見込まれます。

Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
A.最初の2年間は集団生活を送り、人間力を磨くことになるため、自立・自律した行動がとれること、他者に対する思いやりの心を持ち、協力して活動ができることが求められます。また、理数科目は工学の専門分野を学び、研究を深めていく上で必須となるので、基礎をしっかり身につけておいてください。

Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
A.現地でしかできないことに積極的に取り組んでください。そのことを通じ、異文化への理解や他者への思いやりの心を育み、かつ視野を広げ、グローバル社会で貢献する志を抱いてください。

Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.国際高専では、英語で科学、技術、数学を統合的に学び、創造の「道具」にします。また2年生の「エンジニアリングデザイン」では「SDGsで地方創生」をテーマに2021年度、白山麓キャンパス校舎前にある休耕田の活用により地域の活性化を目指すAgriculture Innovation Projectに取り組みました。
当プロジェクトにはビジネス班とテック班があり、ビジネス班はサツマイモの紅はるかの栽培から広告、宣伝を含む販売計画の立案、企業経理まで、農業法人のビジネスを実践。またテック班はサル被害を授業で身につけた画像認識(AI)やセンサ(IoT)技術で解決する獣害対策システムの開発に取り組み、実際に畑に設置。効果の検証を行いました。
国際高専では工学教育の世界標準であるCDIO(Conceive,Design,Implement Operate)と、ユーザの立場になって何が必要かを考えるデザインシンキングを取り入れた「エンジニアリングデザイン教育」を教育の中心に据えています。生み出したアイデアはアイデアで終わらせず、校舎内のMaker Studioにあるレーザーカッターや工作機械、3Dプリンターなどを使って、物やシステムなどのプロトタイプを作りながら、よりよい解決策を考えていくのが特徴です。2021年度の1年生の活動を例にあげると、教員からのヒアリングをもとに、バイオミミクリー(生物模倣技術)とロボット技術を応用した新しいボードゲーム機構開発を行い、実際にプロトタイプを作り、外国人教員と議論しながら解決策を考えていきました。その意味では英語とテクノロジーで何か便利なものをつくりたい、人に役立つことをしたいという帰国生にとっては最良の環境が整っていると自負しています。
また併設校の金沢工業大学とは「KIT School System」と呼ぶ9年間の一貫教育を進めています(高専5年間+金沢工業大学3年次編入・大学院修了までの4年間)。大学受験を意識せず、好きなことに没頭できることのが国際高専の最大の特色ではないかと思っています。実際に、国内外コンテストに学生達が1年生から挑戦し、さまざまな実績を挙げています。こうした学生達の活動は国際高専のSNSや学生・教職員自らが執筆を担当している「白山麓ジャーナル」で詳細にご覧いただけます。また国際高専ではオンライン進学説明会や学校見学会・授業体験も実施しています。
SNSや白山麓ジャーナル、イベント等の詳細は「国際高専がわかる!ICTサイト」( https://www.ict-kanazawa.ac.jp/guide/ )をご覧ください。

Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
A.学生会活動にも自主的に参加するなど積極性、リーダーシップを持っていたことです。勉学にも意欲的で、非常に優秀な成績を残しています。

Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
A.Q8の回答でも触れましたが、大学受験を意識せず、やりたいことに没頭できる点であると思います。英語でITが学べることや、プロトタイプを作りながら解決策を考えるエンジニアリングデザインが面白そうだからと国際高専を選んだ帰国生が実際にいます。またものづくりの環境が整ったMaker Studioは、「僕にとってここは天国」と言う学生がいるほどです。実際に、学生有志が国際高専ロボコンプロジェクトを結成し、ロボコンに調整するなど、学生主体でさまざまな活動が行われています。国際高専のオンライン進学説明会では毎回、学生自らが活動紹介をしています。ぜひ学生達のプレゼンを直にお聞きください。
https://www.ict-kanazawa.ac.jp/onlinesession/

Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.グローバル入試はオンラインで実施します。試験は一人40分の面接で、英語で行われます。本校への志望動機や将来の目標、学生生活(修学・寮生活・留学等)、学習状況について対話します。本校の受験をご検討の方は、出願資格を満たしているか、事前に必ず直接お問い合わせください。

 

【連絡先】石川県金沢市久安2-270 TEL:076‐248-9840
【ホームページ】https://www.ict-kanazawa.ac.jp/

 
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