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第2回目は「受験アドバイス」をお送りします。

 

受験アドバイス
赴任予定が突然変更になり、予定より早く本帰国になるというケースがありますので、現時点で日本への帰国の予定はないと考えているご家庭でも、編入についての現状を確認しておかれることをお勧めします。
高校編入は、中学編入とは異なり、義務教育期間ではないため、確実な受け入れ先が保障されているわけではありません。しかし正確な情報を集め、ある程度の期間しっかり対策ができれば、決して「行く学校がない」「受け入れ先がまったくない」という状態にはなりませんので、過度な心配は必要ありません。
さて、帰国時期(在籍学年)によって、「高校入試」「高校編入(在外教育機関を含む)」「残留⇒大学入試」などが候補となります。

 

① 高校1年生の夏頃に帰国予定
高校入試時に志望校の受験資格がなければ仕方ありませんが、受験資格がある学校もリストに加えて考えると、学校選択の幅が広くなります。また、高校入試で4月から入学した場合は、学年の初めから日本の学校生活や学習を始められるというメリットもあります。特に、大学附(付)属高校への進学を考えている場合は、ほとんどの高校では高校入試で募集が終了となりますので、「高校入試」をお勧めします。

② 高校2年生の夏頃に帰国予定
この時期では、大学入試を「一般枠」で受験するか、「帰国枠」で受験するかがポイントになると思います。
志望大学・学部が「一般枠」受験の場合は、できるだけ早い時期に「高校編入」し、入試科目を日本国内の高校や在外の高等部で始められた方が良いと思います。一方、志望大学・学部が「帰国枠(AO入試・推薦入試など)」受験が可能である場合は、現地での学校成績や国家統一試験の成績、および語学力が高い方が有利となりますので、ギリギリまで現地に残り、その後「高校へ編入する」ということで構わないと思います。また、「単身残留」を認めている大学・学部を受験する場合は、高校の寮や母子で現地に残るという選択肢もあります。

③ 高校3年生の夏頃に帰国予定
現地校やインター校のGrade11やYear12を6月に修了し、高校3年生の二学期に「高校編入」というケースです。
ここのポイントも大学入試となります。ほとんどの大学・学部では、最終学年の1年を残して帰国になった場合は、現地に「残留」しても「帰国枠」入試での資格を与えていますので、「高校編入」をせず「残留⇒大学入試」をお勧めします。その際は、事前に志望大学・学部に確認の必要はあります。
以上のことを考慮した上で、ご家庭の教育方針や本人の意志などを総合的に検討して最終的に決定したものであれば、どの選択をしても問題はありません。

 

「高校編入」から話が少しそれますが、①のように高校1年生の入学試験にチャレンジする場合、いくつかの注意点があります。高校入試の時期には9年生は修了していませんので、日本に置き換えれば中学卒業をしないままに高校受験をすることになります。この場合、高校入試の資格を得るために、以下の三つの方法の中からどれかを選択することになります。

    ① 日本人学校に転入し、卒業資格(見込み)を得る
    ② 日本国内の公立中学に転入し、卒業資格(見込み)を得る
    ③ 9年生を終了していなくとも受験できる高校を選ぶ

これらのうちどの方法をとるかは、ご家庭の方針や受け入れ校の体制によりますので、じっくり検討する必要があります。

 

さて、「高校編入」に話を戻しますが、先述しましたように、二学期編入を考える場合、願書提出や入試日は、多くの学校で6月~7月に行われます。6月になると現地の学校が休みに入り、提出書類の準備に時間がかかることもありますので、早めに依頼しておくと安心です。
編入の時期としては、前述している二学期以外にも、三学期・新学期(一学期)を実施している学校もあります。また、帰国後に随時実施をしてくれる学校もありますので、ご希望する学校にお問い合わせをしてください。
なお、学校選びから受験までの流れは中学編入のページでも解説していますので、そちらを参照してください。

 
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