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第1回目の今回は「帰国生の受け入れ校」「帰国枠入試資格・条件」「帰国枠入試日程」です。

 

帰国生の受け入れ校
■ 国立大学附属中学校
国立大学附属中学では、帰国生徒に対する教育的配慮に基づく指導とそのための実践的研究を行う目的で帰国子女教育学級を設置しています。
教科学習においてかなりの遅れや欠落がある生徒等を対象に、学習の回復と学校生活への対応を目的に普通学級とは異なるカリキュラムを用いる学校や、普通学級への混合受入方式で個々の生徒の状況に応じた指導を行う学校もあります。

《 帰国子女教育学級を設置している中学校 》
 ●お茶の水女子大学附属
 ●愛知教育大学附属名古屋
 ●京都教育大学附属桃山

《 普通学級への混合受入方式の中学校 》
 ●埼玉大学教育学部附属
 ●千葉大学教育学部附属
 ●東京学芸大学附属国際中等教育
 ●横浜国立大学教育学部附属鎌倉
 ●横浜国立大学教育学部附属横浜
 ●静岡大学教育学部附属島田
 ●大阪教育大学附属池田
 ●神戸大学附属中等教育

■ 公立中学校
公立中学では、所定の手続きをとれば随時地域の公立中学の年齢相当学年に転入学可能です。基本的には教育委員会が指定する「学区制」が実施されていますが、近年では「学校選択制」を実施している地域が増え、公立でも学校を選ぶことが可能になってきています。

学校選択制 : 就学校の指定に当たり、あらかじめ保護者の意見を聴取するもの。学校選択制については、便宜上以下のような形態に分類。
《自由選択制》 当該区市町村内のすべての学校について選択を認めるもの
《ブロック選択制》 当該区市町村内をブロックに分け、そのブロック内の学校について選択を認めるもの
《隣接区域選択制》 従来の通学区域は残したままで、隣接する区域内の学校について選択を認めるもの
《特認校制》 従来の通学区域は残したままで、特定の学校について、通学区域に関係なく当該区市町村のどこからでも選択を認めるもの
《特定地域選択制》 従来の通学区域は残したままで、特定の地域に居住する者について、学校選択を認めるもの

《東京都学校選択制度実施状況(2022年度)》
《自由選択制》
 ●千代田区 ●中央区 ●港区 ●新宿区 ●文京区 ●台東区
 ●墨田区 ●江東区 ●品川区 ●渋谷区 ●荒川区 ●板橋区
 ●練馬区 ●足立区 ●江戸川区 ●調布市 ●町田市 ●八王子市
 ●西東京市 ●武蔵村山市 ●清瀬市
《隣接区域選択制》
 ●目黒区 ●豊島区 ●立川市
《特定地域選択制》
 ●国分寺市
《ブロック選択制》
 ●日野市
《特認校制》
 ●青梅市

■ 私立中学校
私立中学では、別枠の定員を設ける、一般枠の入試科目より科目数を削減する、英語を課すなど、独自の選考基準で帰国枠入試を実施する中学校が首都圏を中心に増えてきています。

 

帰国枠入試資格・条件
帰国枠で出願・受験する場合には、学校によって定められた出願資格・条件を満たす必要があります。その資格・条件は、海外(継続または通算)滞在年数、現地校・インター校、または日本人学校の在籍年数や帰国後の期間制限など、各中学校によって細かく決められています。その年数や制限も各中学校により異なりますので、詳細は出願予定の中学校の入試要項で必ず事前に確認してください。資格・条件に合わない場合には、基本的に帰国枠での受験はできませんが、資格・条件が近い場合には、個別に相談に応じてくれる場合もありますので、各中学校に直接問い合わせてみることが大切です。

 

帰国枠入試日程
《東京都・神奈川県》
私立中学校の一般入試の解禁日は2月1日ですが、帰国枠入試はそれ以前に実施することが可能です。この解禁日以前に入試を行っている中学校は、海外・帰国生の独自入試を一般入試と切り離して実施しています。その他の中学校は、2月1日以降の一般入試と同じ日程になります。入試日程をうまく調整すれば幅広く受験校を選択することができますが、合格発表日の数日後に手続き締切日になる学校もありますので、その日程もスケジュールに組み込んでおく必要があります。また、人気校の競争率は一般入試よりも高くなることもありますので、しっかりとした受験準備が必要になります。

 
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