学校からのメッセージ

帰国生受け入れ校からのメッセージ 啓明学園 初等学校 中学校 高等学校
この情報は2026年度入試に関する内容です。
Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.本校は、帰国生を受け入れることを目的に設立された学校であり、現在も学園全体の35%以上を、帰国生をはじめとする海外での生活経験を持つ国際生が占めています。
入学後は、国内生と同じホームルームクラスに所属しますが、必要に応じて、「国際プログレスクラス」での取り出し授業を受けることができます(日本の教育課程における未学習領域の学習をサポート/中学・高校では国語・数学・理科・社会、小学校では国語・算数)。
また、非英語圏の現地校出身の生徒を対象に、外国語を維持・向上させるための「外国語保持クラス」も設けています(中学・高校対象:中国語・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語)。
Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.生徒が自分に最も適した環境で英語を学び、確実に力を伸ばしていけるよう、初等学校から高等学校に至るまで英語の授業はすべて習熟度別となっており、「国際英語クラス(Honoursクラス・Regularクラス)」と「一般英語クラス(学年の人数に応じて2~4段階)」に分かれています。
「国際英語クラス」は、アメリカ、イギリス、オーストラリアの教育システムで指導経験を積んだネイティブ教員が担当します。学園独自のカリキュラムとシラバスに基づき、生徒の英語力をよりアカデミックレベルにまで伸ばしていきます。授業では、古典文学や現代文学をはじめ、スピーチ、ディベート、ドラマ、詩、映画、短編小説、個人プロジェクトなど多彩な題材を扱い、英語で思考し発信する「生きた英語力」を育成します。
さらに、2025年度入学の中学1年生からは、新たに「準国際英語クラス」を開講しました。このクラスは、現地校や海外インターナショナルスクールのESLに通じる内容となっています。
Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
A.夏期休暇中に特別学習期間を設け、必要に応じて補習授業を実施することもあります。
Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
A.本校では、生徒一人ひとりのバックグラウンドを尊重し、日本の教育や社会へのスムーズな適応(ソフトランディング)を目指した支援を行っています。日本語だけでなく、それぞれがこれまでに学んできた言語も大切にし、多言語環境を活かして帰国生の可能性を最大限に伸ばすことを目指しています。そのために、本校では子ども同士が互いに支え合える「ピアサポート」の環境を整え、一人ひとりに合った目標を共に設定し、達成を積み重ねることで、自己肯定感を育むことを大切にしています。
Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
A.本校の帰国生の大多数は、現役で4年制大学へ進学しています。国内大学への指定校推薦に加え、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4か国にある約100校の協定大学へ出願可能な「UPAS海外大学進学協定校推薦制度」も利用できます(国内大学との併願可)。
具体的な卒業生の進学先については、本校ホームページをご参照ください。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
A.本校は、国際英語クラスの授業を除き、すべての授業を「日本語」で学ぶ学校ですが、全校生徒のうち35%以上が国際生であり、普段からさまざまな言語が飛び交う、多文化的な環境が広がっています。
海外で身につけてきたことばや文化、経験、そしてこれから日本で学ぶ新しい知識や価値観を大切にしながら、啓明学園でさらなる成長を遂げてほしいと願っています。
Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
A.今住んでいる国や地域でしか味わえないことを、ぜひ存分に「楽しみ」、さまざまな経験を積んできてほしいと思います。
また、国や文化による「違い」について、自分なりに考え、それを言語化しておくことも重要です。
Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.帰国にあたってはさまざまなご不安があるかと思いますが、本校には、同じようなバックグラウンドを持つ生徒が多く在籍しています。一人ひとりの個性を尊重する校風のもと、安心して学校生活を送ることができます。また、他校にはない唯一無二のサポート体制である「国際プログレスクラス」では、海外で学んできた生徒たちのスムーズな適応を力強く支援しています。
加えて、帰国生・国際生の保護者を対象とした懇親会を年3回開催し、保護者同士の繋がりを深め、情報交換や悩みの共有の場も設けています。
Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
A.複眼的な視点を持ち、多角的に物事を考える力を身につけている点です。また、複数の言語を使い分け、それぞれを伸ばしていく過程で、多くの生徒が一時的に困難や苦しさを経験しますが、その壁を乗り越える強さと成長力を一人ひとりが内に秘めていることに、毎年のように感動し、驚かされています。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
A.全校生徒の35%以上が国際生で、同じ悩みや価値観を共有しながら切磋琢磨できる、一生の友を得られる環境が整っています。また、「カンボジアワークキャンプ」や「チャイナデイ」など、国際色豊かなイベントも多く、帰国生が強みを活かせる機会が豊富にあります。
Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.本校では、日本語型、英語型、外国語型の3種類の試験型を用意しており、得意な言語で受験していただけます(初等学校は日本語型と英語型)。また、海外在住で帰国が困難な方を対象に、オンライン入試も実施しております(オンライン入試は中学校高等学校のみ、英語型のみの実施)。
詳しくは本校HPに掲載の「募集要項」をご覧ください(https://www.keimei.ac.jp/global/jsh/exam/)。
過去問題やサンプル問題も公開しておりますので、必要に応じてご活用ください。
(入試サンプル問題:https://www.keimei.ac.jp/global/jsh/sample/)
【連絡先】東京都昭島市拝島町5-11-15 TEL:042-541-1003
【ホームページ】https://www.keimei.ac.jp/
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