統一試験資格については、SATを受験することで代替とすることができます。または、状況を説明し、後日ニュージーランドの統一試験資格を提出するということを約束すれば、受験資格を認める大学もあります。
帰国子女か、あるいは外国人留学生として受験するかということですが、基本的にはどちらの出願要件も満たしていると思われますので、最終的には受験予定の大学にお問い合わせいただいた上で決定することをお勧めいたします。
早稲田大学の帰国生入試は、外国の中等教育機関を卒業または卒業見込みであることが出願の条件になります。帰国1年以内というのは、例えば卒業をすでにしている人が、出願までに1年経過していなければ出願できるということを述べています。したがって、ご子息がもし国際校を卒業せずに国内の学校に復学したとすれば、早稲田の帰国枠は受験できないということになります。早稲田を強く希望するのであれば、国際校を卒業することをお勧めします。
海外で、日本とは違う教育課程で3年以上継続して高校卒業まで学習されるということであれば、帰国枠で受験できないところはありませんので、多すぎてここで挙げることは出来ません。また、もし海外での在籍がお父様やお母様のお仕事などの都合によるのでなければ(単身留学であれば)、それによって帰国枠が利用できるところは若干減りますが、受験できるところが多すぎて挙げられない点では同様です。
高3への編入であれば、特に私大は帰国枠入試が利用できる大学が大半です。また、高3での編入も、高校に受験という面で多くを期待しなければ(受験への準備は高校外で行うと考えれば)選択肢は十分あります。
海外の教育制度では多くの場合、高校卒業と大学入学資格はイコールではありません。大学入学のためには、その制度内で求められる基準(指定された範囲の科目から一定以上を選択しその科目の最終試験に合格するなど)を満たす必要があります。
帰国枠入試は、お書きいただいた通り、中等教育課程(日本の中学、高校の期間)での海外の教育制度在籍を前提にしています。そのため質問いただいたケースでは大半の大学・学部で帰国枠での受験資格が認められませんが、例外もあります。
高校が属する制度での大学入学資格がないと(つまりニュージーランドの高校ならニュージーランドでの大学入学資格―つまりNCEA level3の取得―がないと)、多くの国公立大や早稲田大、慶應大など一部の難関私大で受験資格が認められません。ただし、アメリカの制度であるSATを受験することで、代用できる場合もあります(SATは誰でも受験出来ます)。
帰国枠入試受験資格として、継続2年という条件だけでなく、日本の中学・高校に相当する6年間の期間のうち通算3年などといった条件も併記している大学・学部は私立大を中心に非常に多くあります。そのため、帰国枠で受験できる大学は、特殊な学部学科を志望しない限り、十分な選択肢があります。
秋入学の概要はまだ発表されていませんので、今年の例で言いますと、東京、神奈川で秋入学を実施しているのは、上智大(国際教養)、早稲田大(国際教養)(商)、ICU(教養)、慶應大(総合政策)(環境情報)、桜美林大などです。
帰国枠大学入試において、IELTSやTOEFLなどの英語試験結果の提出を求めている大学は実はさほど多くありません。そして、求めている場合にはTOEFLさえあれ
ばどこでも利用できますが、基本的にIELTSも利用できます(たとえば上智大など)。
日本国内の国際校卒業だと、受験での選択肢が狭まります。そのため、一般的には日本の高校への編入をお勧めしますが、ご質問の意図は英語環境での学習が2年程度しかないため引き続き英語環境で学びたいということですよね。
国立大および早稲田大・慶應大ということでは、資格上も合否の可能性としても、海外で卒業してくる方がよいです。まず、国立大は海外での卒業を帰国枠入試の受験資格としているところが半数以上で、帰国枠以外の入試枠となると一般入試しかない、というケースが多いからです。
慶應大学と早稲田大学では、IBディプロマを取得されなかった場合、大学受験資格としてSATが必要となります。特に慶應大ではsubject tests3科目が必要(そのうちにmath2を必ず含まねばならない)となり、理工学部であれば2科目はscienceからお選びになるべきです。
2学年フルに在籍ということにならない場合(11月末の編入ということは、残念ながらこれに該当してしまいます)、基本的にはほとんどの大学で帰国枠入試が使えないということになります。しかし、以下の2点で例外がありますし、また、帰国枠でなくてもAO入試、自己推薦入試が帰国枠と同趣旨の試験であるため、アメリカ現地校での今の努力を入試に直結させることは可能です。さらに、青山学院であれば一般入試でも英語だけ、または英語と現代文で受験できる学科があります。
ディプロマの件が問題になるのは、志望大学では早稲田だけです(カナダの大学入学資格試験をオンラインで受験するという話は寡聞にして聞いたことがありません)。しかし、あまり心配される必要はありません。代替手段があるからです。
筑波大学推薦入試(4月入学)について、筑波大学ホームページには以下のように書かれています。
「いわゆる公募制の推薦入試です。指定校制度はありません。高等学校における平素の学習や活動の成果などによって、志願者を総合的に評価します。しっかりとした学習習慣・生活習慣を身につけた志願者の中から、小論文・面接によって、明確な目的意識と勉学への意欲を持ち、各専門分野への適応性を示す人材を選抜します。」
こちらが帰国子女にも適応可能かというご質問ですね。
転入予定のインターナショナルスクールが、文部科学省が日本の高校卒業と同等と見なす学校のリスト(文部科学省のホームページで、「インターナショナルスクール」で検索してください)に入っていれば、帰国枠受験が可能な大学は探せます(ただし私立大に偏ってしまいます)。
日本の高校に編入した生徒さんに対し帰国枠での受験資格を認めている大学・学部の多くは、高2途中からの編入であれば受験資格を認めています。ただし、もともと国公立大の多くは日本の高校への編入者に帰国枠受験の資格を認めておらず、認めているところも高3での編入しか認めていないケースが大半です。高3編入のメリットは、高3での編入なら受験資格を認めるが高2編入なら認めないという大学を受験校に追加できることですが、これは実際には少数です。
高校卒業資格が取れるのなら(そして、大学入学時に18歳になっているなら)、大学受験資格上は、大学入学資格試験や成績だけが問題となります。カナダなら、カナダの大学に進学できる条件を満たしていることが帰国枠入試の出願資格として求められる大学がわずかですがあります。大学進学資格は、カナダの場合、州により制度が違いますし、大学によって求められるものも違いますが、たとえばEnglish12とmath11を終えていることなどが含まれます。また、そうした条件を満たしていることが、帰国枠での受験資格でなく書類審査においても重要になります。ただし書類審査がある大学は少ないため、いわゆる難関大学をお考えでないなら、気にされる必要はありません。
厳封というのは、その中の書類が一揃いであって、追加も削除もされていないという証明となるものです。通常は成績証明書、卒業証明書、推薦状をセットにしていますが、それに何かの賞の証明などを追加することも可能です(高校側がそのコピーをいれて厳封します)。
台湾の現地校を卒業したというだけでも受験資格を得られる大学もありますが、その場合も外国語試験に中国語がないケースがあるため、受験校の選択肢はどうしても限られてしまいます。お書きいただいた3校は、上智が英語力を示す試験結果(TOEFLや英検など)の提出が受験資格の一つになっていますので、提出できなければ受験できません。
1年間の単身留学で、しかも卒業は日本の高校ということになると、帰国枠を利用できる大学は非常に少なくなります。首都圏では中央大、駿河台大、聖学院大、目白大、東京女学館大、二松学舎大、桐蔭横浜大が資格的には帰国枠受験が可能です。
現在は高校卒業前で、卒業後のこの夏以降の進路についてのご相談ということでしょうか。そうであれば、collegeとは高校修了者が行く学校を想定されている(日本の高校課程にあたるcollegeではなく)のでしょうが、そのcollegeからカナダでuniversityへの編入が可能であれば、日本の大学への編入も可能でしょう。
もし、日本で高1を終えてからカナダに渡ったのであれば、合計で12年間の教育を終え
たことになりますので、受験資格を認めてくれる大学はいくつもあると思います。
高1途中からの編入であれば12年間に満たない形になりますが、それでも受験資格を得られる大学はいくつもあると思います。高校修了と大学入学資格は別なものだからです。
日本での大学受験はもちろん可能です。帰国生のための入試枠を持っている大学のうち、単身留学(ご両親が国内での勤務であるのに生徒本人の意志で留学をしたもの)の生徒の受験を認めているところであれば、基本的にどこでも受験できます。基本的に、といいますのは、受験資格にTOEFLや国家統一試験などの受験について条件を決めている大学・学部もあるからです。
お知らせいただいた状況からは、帰国枠で受験資格のない大学はないものと思いますので、TOEFL、SAT1・2を計画的に受けておきさえすれば、帰国枠を持つ日本中のあらゆる法学部に出願可能となります。
海外の学校からの大学編入につきましては、資格の有無、編入学年の確認も含め、直接大学に問い合わせていただくしか方法はありません。
資格につきましては、たとえばアメリカのコミュニティカレッジ在籍であれば、日本の大学在籍と同等とは認められないのが一般的であるため、編入資格はないと判定されることが多くあります。ただ、大学入学資格、編入資格について柔軟な対応がされる方向で変化しています。従来の考えで資格が認められない場合も、事前に審査する時間があれば個別に判断してもらえるケースが増えていくものと思われますので、とにかく早めにお問い合わせいただくようお勧めいたします。
現在10年生で、9年生の途中から編入し、11年生の途中に日本に戻る可能性があるということになりますね。
今の学校での在籍が最終的に2年間を超えるようなら、日本の高校に編入しても帰国枠での受験が可能な大学はいくつもあります。ただ、不可能な大学もでてくるため、引き続き今の学校で12年生を修了するほうが受験の選択肢は増えます。また、高3での日本の高校編入は選択肢が非常に限られます。12年生途中からの単身残留(お仕事の都合とは別に海外の学校に残る)であれば、帰国枠での受験資格は認められるのが普通です。
高校編入についてですが、編入のための枠を持っていて常時受け入れる体制にあるという学校はほとんどありません。基本的に、空きがあれば実施、ということになりますし、編入希望者からの問い合わせを受けて編入試験の実施を検討、ということもあります。
ですので、基本的には、通学地域などから候補を絞って、直接お問い合わせいただくのが最善と思います。