学校からのメッセージ
帰国生受け入れ校からのメッセージ 慶應義塾ニューヨーク学院
この情報は2024年度入試に関する内容です。
Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.クラス編成、授業体制は帰国生、一般生による区別はありません。主要科目の授業は習熟度によるレベル別で20人以下の少人数制となっています。
Q.海外・帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。異なっている場合、具体的にはどのような形で授業が行われていますか。また、使用されている教材は何ですか。
A.英語のクラスは帰国生、一般生による差異はなく、習熟度別に分かれています。教材はアメリカの高校と同様にペーパーバック(アメリカの文庫本)などを使い、先生は全員ネイティブです。クリエイティブ・ライティング、英語での演劇入門、現代アメリカ文学などの選択英語の授業もあります。
Q.海外・帰国生に対して日本語や国語の補習授業を行っていますか。
A.海外生活やインターナショナルスクールでの学習期間が長く、日本語力に不安がある生徒には、「JHL(継承日本語)」のクラスを設けています。将来、日本での大学教育を受けるのに必要な日本語力がつくよう指導しています。
Q.入学した海外・帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
A.レベル別授業により、得意な英語力が更に伸びるように、日本語力が弱い場合には卒業までに日本語が堪能になるように指導しています。日本語と英語のどちらの言語でも意思疎通ができ、且つ「情報発信」能力のある人間に育つことを期待しています。
Q.海外・帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
A.本学院の卒業生は、学院長の推薦により、原則として慶應義塾大学の10学部のいずれかに進学できます。また、慶應義塾大学以外の日本の大学、ならびに米国の大学を受験する生徒もいます。
Q.海外・帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
A.海外・帰国生には滞在国で文化の違いを体感し、努力して逆境を乗り越えた経験があります。その貴重な体験を活かしつつ、自己規律を持ち、学習に精力的に取り組む姿勢が、有意義な学院生活を送る鍵になります。
Q.海外・帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
A.語学力は勿論のことですが、多様な価値観を受け入れることのできる、しなやかで逞しい精神を身につけて来ていただきたいと思います。
Q.その他、海外・帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.本学院生の90%以上が親元を離れて寮生活を送ります。寮となる各ハウスには専任の寮監が配属され、家庭的なサポートをしています。 しかし、自分のことは自分でするという自立心とタイムマネージメント力を日頃から養うよう心がけてください。
Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
A.海外生活では、家族の絆がしっかりしていないと、暮らしていけません。いつでも温かい家族の愛情に包まれて育つので、素直で純真な生徒が多いと思います。また、海外での多様な経験を持つ帰国生は、学院のコミュニティに良い影響を与えてくれています。
Q.海外・帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
A.90%の授業が英語で行われていることです。また授業だけではなく、様々な学習、アメリカならではの体験の機会があり、国際感覚を更に磨くことができます。
Q.海外・帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.まずは、現在通っている学校での勉強に一生懸命取り組んでください。学校の勉強をおろそかにしていては、本学院入学後のバイリンガル教育についていくことは出来ません。アメリカの高校は日本の高校とは比較にならないくらい宿題がたくさん出ます。英語で行われる授業のために英語力を身につけておくことが大切なことはいうまでもありませんが、同時に日本語力の学習にも積極的に取り組んでください。
【連絡先】3 College Road, Purchase, NY USA 10577 TEL:+1-914-694-4825
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