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大妻中野中学校・高等学校

東京都中野区中学受験編入海外入試

大妻中野から、「世界」への扉が開かれる

大妻中野中学校・高等学校 帰国生インタビュー

海外ではどんな学校に通っていましたか?

N.O
私は、2才くらいからアメリカに住んでいました。ものごころ付いたときには学校も友達もすべてアメリカ。両親が、“もしも馴染めなかったら日本に戻ろう”という気持ちで私を連れて来てくれたようです。最初に入った学校で、友達が優しくて仲良くなることができ、そのままアメリカに住むことになりました。日本の勉強の為、土曜日は補習校にも通っていました。現地校の宿題と補習校との両立は大変でしたが、楽しかったですよ。

M.K
私は2009年から2012年までインドネシアのジャカルタにいました。3年半、日本人学校に通った後、インターナショナルスクールに入り、勉強をしていました。インターに移った理由は、せっかく海外にいたので、日本ではなかなか経験出来ないことをしたいなと思ったのがきっかけでした。

大妻中野中学校・高等学校 写真その1
 

受験を意識し始めたのはいつ頃ですか?

大妻中野中学校・高等学校 写真その1

M.K
本帰国の3~4ヶ月くらい前ですね。大妻中野には、編入で入学しました。
はじめは、自宅近くの公立に通おうと自分では決めていて、受験は全然意識していなかったんですよね。ただ、インドネシアの生活も長かったので、公立ではなくて、帰国生が多くいるような学校はどうか?と両親からアドバイスを受けて、一時帰国する時に学校を見てみようと思いました。帰国する前に、母がインターネットで帰国生の受け入れ校について色々と調べてくれていたようです。

N.O
私は、ずっとアメリカにいるつもりだったので、受験は意識していませんでしたね(笑)

 

学校選びのポイントはどこでしたか?

大妻中野中学校・高等学校 写真その2

N.O
せっかく10年近くもアメリカにいたので、「英語」は意識しました。自分のレベルを下げたくなかったので。だから、帰国生だけの取り出しの授業があるかどうかは、私にとっては大きなポイントでした。不得意な教科はもちろんですが、英語をしっかり維持伸長させてくれるかどうかですね。

M.K
私は、数学が苦手でした。日本人学校とインターでは違うカリキュラムでしたし、日本に戻ってきた時も分からないことが多かったです。なので、そういった部分も理解してくれて、サポート体制もある学校がいいな。と思っていました。ここは、「チューター制度」などもあって、本当にサポートが厚いので助かっています。

 

N.O たしかに帰国生の取り出しがある学校は他にもあると思うんですが、クラスに数人しか帰国生がいない学校は、不安でした。英語以外の授業がもちろん多いので、帰国生だけ集まるクラスというのも私の中ではポイントでしたね。

M.K
帰国生クラスに関しては私も同感です。一時帰国時に、学校見学は、公立、インター、私立含めて7校ほど行きましたが、ここは、学校を案内してくれた先生の丁寧さなども印象的でした。

大妻中野中学校・高等学校 写真その2
 

女子校というものに抵抗はありませんでしたか?

M.K
いじめとか、グループが出来ていたりとか、怖いイメージがありましたね。

N.O
友達にもよく言われます。“女子校は、怖そう”って。

実際はどうですか?

N.O
そうですね、本当にみんな仲が良いですね。それから、女子校だからという訳ではないのですが、中1の時は帰国生同士で英語を話していると、国内生から少し引かれているかもなあと思ったこともありました。でも、ここは帰国生も多いですし、日が経つに連れて国内生にも理解されていき、今では国内生も帰国生も関係なく仲良しですよ。

M.K
全然ないんですよね。女子のグループとかで分かれたりすることが。本当にみんな仲が良いですよ。クラスの明るい雰囲気が私はとっても大好きです。

大妻中野中学校・高等学校 写真その3
 

学校生活はどうですか?

N.O
クラスの雰囲気がとても良いです。仲が良いのはもちろんですが、みんなはっきりと意見を言うところが、帰国生クラスならではですね。でも、不思議と喧嘩にはなりません。小6の時に日本に戻ってきて、少しだけ公立校にいましたが、はっきり意見を言わなかったり、グループ感の様なものが強かったので中学でもそうなるのではないかと少し不安でしたが、ここではまったく違いました。

M.K
私も、もっと暗いというかグループ感が強いというか・・・不安はありましたが、実際は真逆で、本当にクラスみんなと仲が良いです。編入で、初日にここに来た時に、転校生みたいな感じで目立っていて恥ずかしかったんですけど、クラスに入った瞬間に、「●●ちゃん、ようこそ!」と黒板に書いていてくれて、とっても、感動しました。それに、最初に声を掛けてくれたのがN.Oさんでした。とても、嬉しかったですね。

入学前の不安と入学後の良かったことはありますか?

大妻中野中学校・高等学校 写真その6

N.O
入学前に、土曜日に開講しているクラスがあって、そこで実際に働いているネイティブの先生に教わったり、同じような境遇の子たちと触れ合う機会があって、入学前からこの学校を知る事ができて良かったと思っています。現地校が長かったので、やっぱり日本の学校って不安なことだらけなんですよね。でも、今では帰国生たちに囲まれているので、気持ちがとても楽です。

 

どんな進学先を目指していますか?

M.K
将来、獣医になりたいと思っています。昔、飼っていた犬を助けてくれた獣医さんに憧れたというのがあるんですが、インドネシアにいたときに、犬も一緒に連れて行ったのですが、信頼できる獣医さんがいなくて、困ったことがありました。国によって、獣医さんの考え方が違うんだなって改めて思いましたね。だから、将来的には英語も活かして、海外で獣医の仕事が出来るようになれたらいいなと思っています。

N.O
私は、薬学部に行きたいです。将来は、薬剤師。アメリカで、水泳を教わっていた大学生が、薬剤師になる勉強をしていて、興味を持ちました。大学で勉強している内容などを聞いて、私も将来そういった仕事がしたいなって思い始めました。なので、進学の為にも英語力を落とさないように、学校の授業はもちろん、放課後の授業なども積極的に参加しています。

大妻中野中学校・高等学校 写真その5
 

最後に、後輩へのメッセージをお願いします。

N.O
私は小さい頃からアメリカが当たり前で、自分が日本に帰るということは夢にも思いませんでした。だから、“帰る”となっても実感がありませんでした。今から行く人、今、海外にいる人たちは、勉強も友達関係も、周りの人たちともとにかく、充実させた生活をして欲しいと思います。
また体験したいなと思っても簡単に出来ることではありませんし、現地の友達と連絡は取れてもすぐには会えません。だから、生活している間を充実させて欲しいと思います。
私は、今でもアメリカが恋しくなります(笑)

大妻中野中学校・高等学校 写真その8
 

M.K
海外にいた時から、この経験は貴重なものだというのは分かっていましたが、日本に戻ってきてから、さらに貴重だったんだなと感じています。日本ではできないこともありたくさんます。海外にいる、友達も増えます。なので、その貴重な経験を大切にして欲しいですね。
私は帰国してから、数学に追いつくのが一番大変だったので、数学はしっかり勉強しておいた方がいいですよ(笑)

大妻中野中学校・高等学校 写真その8
 

編集後記

今回取材を受けてくれた彼女たちは、受験をする学校選びの中で、「英語」と「帰国生クラス」がポイントでした。

英語をいかに維持伸長してくれるかという点と、自分たちと同じようなアイデンティティを持った生徒がたくさんいるかどうか。大妻中野では、「帰国生だけのクラス」「英語の維持伸長の講座(SEC)」や「入学前の英会話教室(土曜日開講)」など、帰国生に対しての配慮と生徒たちが臨んでいることがマッチしていると感じることができました。