JOBA学校フェア Online ~2021~「学校資料集」
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湘南白百合学園 中学・高等学校 〒251-0034 神奈川県藤沢市片瀬目白山4-1 TEL:0466-27-6211 副校長 林 和先生から Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.一学年4クラス編成で、各クラスに『一般入試による一般生、帰国生入試による帰国生、学内入試による併設小学校からの入学生』が均等に振り分けられます。異なる文化で育ってきた生徒たちが他者理解と自己表現をする中で、協働する力を育成したいと考えているからです。 Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.英語の授業は他教科と違って、少人数で行っています。中学1年のスタート段階では、自然に学校・クラスになじむことを優先していますが、中学2年生からは英語の授業を習熟度別に分け、学力にあった授業展開をしています。なお中1から高1では取出し授業(Eクラス)を行います。一定レベル以上の生徒を選抜し、極少人数で、ネイティブの授業を週3コマ(通常1コマ)で行い、オールイングリッシュでハイレベルの授業を行います。 Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。 A.帰国生だけを対象とした補習はありませんが、一般生と同様に必要と思われる補習を放課後や長期休暇中に実施しています。授業以外では、英語ディベート大会、スピーチコンテスト、英字新聞作成、模擬国連参加などの活動がとても活発です。これらは帰国生が活躍できる場となっています。 Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。 A.環境が変化する中で自分らしさを失わず、より輝けるよう配慮しています。貴重な海外での生活が、自分の自信と誇りにつながるよう、ご家庭とも連携を取りながら応援いたします。遅れの出ている教科に関しては教科担当者からの補習も用意しています。 Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。 A. (2016年度帰国生の進学実績) New York University 1名、College of Carleston 1名、早稲田大学国際教養学部 2名、慶應義塾大学法学部 1名、国際基督教大学教養学部 1名、学習院大学法学部 1名、青山学院大学文学部 1名 (2017年度帰国生の進学実績) 早稲田大学国際教養学部1名、慶應義塾大学:総合政策学部1名、看護医療学部1名、 青山学院大学:教育人間科学部1名、文学部1名、法学部1名、 日本赤十字看護大学1名、 Mount Holyoke College1名 (2018年度帰国生の進学実績) 東京外国語大1名、早稲田大学基幹理工学部1名、慶応義塾大学法学部2名、国際教養大学1名、上智大学:外国語学部1名、文学部1名、国際教養学部1名、立教大学経済学部1名、中央大学1名、北里大学看護学部1名 (2019年度帰国生の進学実績) 慶應義塾大学文学部1名、上智大学文学部1名、聖路加国際大学看護学部1名、青山学院大学国際政治経済学部1名、北里大学看護学部1名、明治大学政治経済学部1名、明治大学文学部1名、立教大学コミュニティ福祉学部1名、洗足学園音楽大学音楽学部1名、学習院女子大学国際文化交流学部1名、白百合女子大学文学部1名 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。A.本校は、愛の心を持って社会に奉仕できる女性を育成することを目指しています。与えられた資質や能力に気付き、自ら向上しようとする主体性が、社会のために喜んで行動する力につながるよう、様々な教育活動を組み立てています。ホームページや学校案内、説明会や見学会などを通して、本校生の快活でのびやかな生活の様子をご覧ください。 Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。 A.現在の学校生活が充実したものになるよう、しっかりと取組み、積極的に多くの体験を積み重ねて来てください。海外生活で培った広い視野が、寛容でおおらかな心を育成してくれていることと思います。 Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。 A.本校では年に数回のオープンスクール・学校説明会・学校見学会などを開催しております。日程が合わない場合には、個別にご案内をさせていただいております。豊かな緑の向こうに光る海と連なる山々を臨むことのできる、優れた環境も見ていただくことができます。ぜひご連絡ください。 Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。 A.積極的で前向きな姿勢や、既存の価値観にとらわれずに幅広い視点を持つことができること。また自分の意見を持ち、それを周囲にきちんと伝え、個人個人ではなく全体として向上できるように働きかけることができる点などです。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。A.生徒たちの意識の高さです。勉学に向かう真面目さだけでなく、音楽・美術などの情操面でも高い能力を発揮し、互いに良い影響を与え合っています。帰国後の学習や生活の不安もおありかもしれませんが、教員と生徒の距離感も近いので、いつでも相談できる雰囲気があり、一般生・帰国生の区別なく成長できる場があります。 Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。A.試験は国語・算数・英語の3教科です。英語のライティングでは5段落エッセーと創作作文を提出し、スピーキングでは提出して頂いたものに関する質疑応答やその場でトピックを選んで意見を述べるタスクがあります。過去問を参考に自分の言葉で意見を作る練習をしてみてください。国語は、10分以内程度で読める資料文を読み、その文章に関わる課題について800字以内で作文します。自分の体験を交えながら、読み手に伝わる文章が書ける力を身につけてください。算数は、実体験に根差した課題に、数学的スキルを用いて取り組み、論理的に表現する力を図る問題を出題いたします。公式を覚えるのではなく「理解するもの」として学び、知っていることを「自分の言葉で」説明できるように練習してください。 中受 編入 女子 海外入試 62

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