JOBA学校フェア Online ~2021~「学校資料集」
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工学院大学附属 中学校・高等学校 〒192-8622 東京都八王子市中野町2647-2 TEL:042-628-4914 校長 中野 由章先生から Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.中学校では2015年4月より「ハイブリッドインターナショナルクラス」、高校では2018年4月より「ハイブリッドインターナショナルコース」を開設しております()。国内のインターナショナルスクールから入学してくる生徒も多く、今まで培った貴重な海外経験と語学力を充分に発揮できるクラス・コースとなっています。 (本年(2021年)の新校長就任及び2022年度よりスタートする新カリキュラム対応に際し、名称が中学「インターナショナルクラス」、高校「インターナショナルコース」に変わります。) Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.中学「インターナショナルクラス」では、理科・数学・英語の授業を英語で行うイマージョン教育を実施しています。 高校「インターナショナルコース」では、英語、文学、哲学、中国語、現代社会(日本語と英語で各1単位ずつ)などを英語で行っています。(※数学・理科は入学時に日本語か英語の言語選択をしていただきます。もし、理科・数学なども英語を選択した場合、およそ40%の授業が英語で行われていることになります。) Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。 A.授業内容に対する補習授業ではなく、多様な放課後講習を設定しており、自身のニーズに応じた講座を選択することができます。また、昼休み・放課後には、学習スペースで教員が適宜学習フォローをしております。そして、「ピア・ラーニングルーム(自習室)」では、本校を卒業した大学生のチューターが対応しております(今年<2021年>はインターナショナルクラス・コース出身の卒業生が担当しています。) Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。 A.海外での貴重な経験を尊重することです。 テクノロジーの発展に伴い「世界とつながる」ことは容易になりましたが、それだけでは補えないものがあります。その国のすべてをリアルに肌で感じる事ができるのは、海外で暮らす皆さまにしかできないことです。本校ではその貴重な経験が周囲への刺激とよい影響をもたらしてくれることを望んでおり、『挑戦・創造・貢献』という校訓のもと、多様性と寛容性を享受できる環境づくりに最も配慮しております。 Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。 A.インターナショナルクラス・コースを創設して2期目の卒業生を輩出しましたが、附属大学へ進学する生徒もいれば、早稲田大学、ICU、日大芸術学部、GMARCH、海外大学(Baylor University, Michigan State University, Oregon State University, Rutgers University, Syracuse University, UMass Amherst, University of Alabama at Birmingham, University of California, Davis, University of East Anglia, University of Exeter) など多様な進路実績を実現しております。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。 A.本校では、以前より「予測不能な時代の到来」について言及しておりましたが、現在の状況を鑑みるにつけ、あらためて『予測不能な時代を生き抜く力』を身につけてほしいと願っております。また、『K-STEAM』という本校独自のSTEAM教育もスタートし始め、テクノロジーとリベラルアーツの重要性も意識していただければと思います。 Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。 A.多様な文化・価値観を理解し受け入れる姿勢を身に付けてほしいと考えています。世界との「つながり」がいかにネットやバーチャルなどのテクノロジーの発展により容易になっても、日本国内にいては現地の生活を『五感』で味わうことはできません。是非、その国の歴史的伝統や生活習慣はじめ、多元的な価値観に生で触れる機会を増やし、異文化理解を深めてほしいと願っています。 Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。 A.海外生活の中でも日本の生活様式にこだわるご家庭があるようですが、限られた海外生活の期間にあえて日本にこだわる必要はないと考えます。せっかくの機会ですから、その国の文化を満喫し、多様性の中に身を置いてみてください。異なる文化を『五感』で感じたお子さんこそが、未来を豊かにに切り拓いていくと確信しています。 Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。 A.海外での貴重な経験をもとに、国内で過ごすだけでは見逃されがちなことに対して「意識」を持ち、創造的な発想を持って課題解決していく帰国生をたくさん見てきました。そのような経験から言えることは、「多文化を経験している」ことに由来する「寛容性・協調性・主体性・創造性」という点において、帰国生は秀でていると言えます。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。 A.本校には3Dプリンターや動画編集用のPCなどで自由にモノづくりができる施設FabスペースやVRやハイスペックPCが設置されているMakeR∞Mなどがあります。様々なメディアから取材を受けており、実際にこれらの施設で創作し、コンテストで受賞した生徒が多数います。いわゆる海外現地校ではよく見られるMaker Spaceを備えているのを喜んで頂けると考えております。 Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。 A.中学・高校ともに令和3年11月23日(火)と翌年の1月7日(金)に「帰国生入試」を実施予定です。(確定入試要項は7月にHPに掲載予定です。) また、10月に上海・シンガポールで海外入試を実施する予定です。同様にオンラインでの入試も各地域対象に検討しています。詳しくは学校にメールでお問い合わせいただくか、以下、オンライン説明会にご参加いただけることを願っております。何卒、よろしくお願いいたします。 2021年度 帰国生対象 オンライン学校説明会 第1回 7月17日 10:00/14:00/18:00 第2回 10月 2日 10:00/14:00/18:00 2021年度 オンライン学校説明会 6月12日(土) 10:00 (中学校) 6月19日(土) 10:00 (高等学校) 7月10日(土) 13:00 (高等学校) 10月6日(水) 13:00 (中学校) 共学 中受 高受 編入 海外入試 36

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