JOBA学校フェア Online ~2021~「学校資料集」
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土浦日本大学 高等学校 〒300-0826 茨城県土浦市小松ヶ丘町4-46 TEL:029-822-3382 情報入試室長 福原 祐介先生から Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.生徒一人ひとりの進路希望,特性にあわせたカリキュラムとして3コース5クラス制を採用しています。大学付属校としての特色をいかした総合進学コース(進学クラス・スポーツクラス)。進学校としての特性が強い特別進学コース(スーパーハイクラス・特進クラス),日本のバックグラウンドをいかして世界で活躍することを目指すグローバル・スタディコース。それぞれのコースの進路目標にあわせて学べるのは帰国生も国内生も同じです。 Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.すべてのコースにおいて,入学段階での英語力を着実に伸ばせる個人に適応したカリキュラムが用意されています。総合進学コース,特別進学コースではICT教材を積極的に活用して4技能をバランス良く伸ばしつつ,集団授業との相乗効果を狙います。 グローバル・スタディクラスにおいては,英語での文献調査,レポート作成,プレゼンテーション,ディベートと英語で様々な領域を学ぶカリキュラムとなっています。 また,グローバル・スタディクラスでは帰国生のための取り出し授業を行っております。 Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。 A.入学試験に合格して入学されておりますので,年間を通した補習授業の必要性は低いと感じています。インターナショナル校や現地校出身でカリキュラムが大きく異なる場合には該当箇所のフォローを行っています。 Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。 A.様々な国からの帰国生が集まりますが, 国によってルールや習慣が異なります。生徒一人ひとりの今まで育ってきた環境における常識,習慣,感性を尊重しつつ,日本の新しい生活に適応し,3年間を充実して過ごして成長していくことが重要となってきます。本校では寮を核として安心して学び, 過ごす環境を完備しています。 Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。 A.過去5年間(2015年度 ~ 2019年度)卒業生(帰国生のみ)の進学先(合格実績ではありません) 日本大学 81名 ※医学部 1名 The University of Manchester 1名 筑波大学 2名 千葉大学 1名 横浜市立大学 2名 茨城大学 2名 宇都宮大学 2名 新潟大学 1名 高知大学 1名 上智大学 6名 青山学院大学 4名 立教大学 2名 中央大学 2名 法政大学 2名 立命館大学 13名 関西学院大学 2名 津田塾大学 1名 明治学院大学 1名 日本女子大学 1名 武蔵大学 1名 獨協大学 2名 東京電機大学 1名 駒澤大学 1名 共立女子大学 1名 武蔵野大学 2名 東邦大学 1名 東海大学 2名 東京家政学院大学 1名 立命館アジア太平洋大学 2名 東京薬科大学 1名 関西外国語大学 1名 玉川大学 1名 相模女子大学 1名 Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。 A.本校は帰国生, 外国籍の生徒が在籍するなどダイバーシティ(多様性)に富んだ環境にあり, 国際社会へ出て行く準備ができるのが強みです。複数の国での生活経験,日本との違いなど,現在の環境で感じることに敏感になり興味関心を幅広くもって欲しいです。同じ国や同じ都市で生活しても,そこから感じることや学ぶことは人により異なります。皆さんの個人としての特性と現在の環境,両方がかけ合わさって成長することを期待しています。そして,本校へ入学し,上記のような多様な学習環境でさらに成長していって欲しいと思います。 Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。 A.本校は2005年のグローバル・スタディコース設立以降,積極的に帰国生を受け入れてきました。帰国生はグローバル・スタディコースに限らず,どのコースにも多く在籍しています。既に多くの卒業生を輩出し,世界中で活躍しています。現在も,100人近い帰国生が在籍しており,多くが寮生活を送っています。寮は男女ともに個室で,安心して通学できます。担任と寮担当の教員が密接に連絡を取り合い,高校生活のスタートをサポートしています。帰国生は入学前の学習内容が日本と異なるケースもありますが,豊富な受け入れ経験をいかし,長所を伸ばしています。是非,本校で充実した3年間を送ってみませんか。お待ちしております。 Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。 A.活発な生徒,物静かな生徒,いろいろなタイプの生徒がいるのは帰国生も変わりません。しかし,各自が工夫して適切にコミュ―ケーションをとり,新しい生活に積極的に適応しようとする姿勢は素晴らしいと思います。本校の場合,高校生という多感な時期に,保護者の方の仕事の都合で寮生活を求める帰国生が多いですが,寮生活でも同様です。上級生,下級生の垣根を越えて,お互いに助け合いながら生活し,充実した高校生活を送ることで,生涯の友人を得られることは一生の財産になると考えています。Q.帰国生が入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。A.一番は多様な生徒が在籍しているダイバーシティ(多様性)に富んだ環境です。帰国生の受け入れ経験が豊富なことは当然のこと,部活動で活躍する生徒も多くいます。夏の高校野球の決勝戦では,中盤まで8点差をつけられていた状況から同点に追いつき,延長15回の再試合目前で逆転して甲子園出場を決めたこともありました。このときは,全校生徒のほぼ全員が球場へ応援に駆け付けました。文化系の部活動でも,海外のコンテストに出場した生徒たちもいます。多様な生徒が集まることで生まれる,刺激に満ちた高校3年間は必ず喜んでもらえると自信をもっています。 そして,教育活動を支えるのは優秀な教員陣です。大学受験指導に精通していることは当然ですが,社会で活躍できる人を育てたい,そのために高校3年間を充実させたいという熱意にあふれています。 もちろん,設備,施設も素晴らしい環境を用意しています。 Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。A.新型コロナウイルス感染症の影響で学習面に関する不安は大きいと思います。 本校の入学試験問題は,受験雑誌等では「標準的な良問」と称されているようですが,学習することで理解が深まる問題を出題するように心がけています。 難易度の感じ方はそれぞれに異なると思います。早期に過去問題集を入手し,1年分または2年分取り組んでみましょう。 また,7月後半には帰国生入学試験の募集要項を公表できるように準備を進めています。 ホームページや動画での情報提供も行っていきますので,随時参考にしてください。 寮 共学 高受 編入 海外入試 159

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