JOBA学校フェア Online ~2021~「学校資料集」
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逗子開成 中学校・高等学校 〒249-8510 神奈川県逗子市新宿2-5-1 TEL:046-871-2062 教頭 小西 信行先生から Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。A.逗子開成は「開物成務」の精神で、何事にも果敢にチャレンジし、あきらめずに最後までやり抜き、目標を達成することを大切にしています。帰国生の海外での経験、グローバルな視点は一般入試からの入学生にとっても大きな刺激となっています。そのような観点から、入学後は同じクラスで、授業も同じ内容同じ進度で学習します。 Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.正規の授業については、一般生と同じ教室で同じ授業を受けることになります。ただし、英語力の高い生徒(一般生も含めて)に対しては、英語力の維持・増進のためのネイティブによる選択英会話の授業が放課後に用意されています。 Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。 A.特別に設けてはいません。どの教科科目も必要に応じて補習や個別指導を一般生とともに行っております。 Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。 A.帰国生一人ひとりのこれまでの経験や考え方、背景を重視しつつ、本校での生活や学習リズムに早く慣れるように細かく目を配り指導しております。また、帰国生ならではの悩みや不安に対しては、担任・学年以外に、定期的に国際交流担当の教員や帰国生の先輩との面談も行っています。 Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。A.帰国生の進学実績としては公表してはおりません。一般生とともに難関国公立大学進学を目標に日々努力しています。海外大学への進学指導も行っています。国内大学との国際併願も視野に入れて準備をする生徒も増えています。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。 A.入試の形態が違うとはいえ、帰国生入試で入学する生徒も一般入試で入学する生徒も同じことを学び、同じことを経験する逗子開成の生徒です。ホームページや学校案内、説明会や見学会などを通して、逗子開成の様々な取り組みを知った上で受験して欲しいを願っています。ぜひ本校を訪れてください。また入学後は、失敗を恐れず多くのことにチャレンジしてください。そのチャレンジの継続が大きな力となります。 Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。A.逗子開成ではニュージーランドやカナダ、韓国、マレーシア、ベトナム、フィリピンなど、多くの国の学校と交流しており、中学3年、高校2年では全員が海外への研修旅行に出かけます。異文化を知ることで真の国際交流ができ、日本の良さを実感できます。帰国生のみなさんには、先んじてこういった経験ができるので、積極的に現地の言語や文化、社会に触れてきて欲しいと願っています。 Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。A.受験の段階での学習進度の違いや科目による差は、6年間の逗子開成での生活の中でほとんどなくなります。結果を急がず、どうぞ長い目で見守っていただきたいと思います。海外で経験したことや家族の絆は、お子さんにとって大きな財産ですし、本校にとって不可欠な存在です。 Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。 A.様々なことに対して好奇心を持ち、チャレンジする姿勢は他の模範です。さらに積極的に先生や仲間、先輩後輩とコミュニケーションをとり、リーダーシップをとれる生徒も多いです。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。A.帰国生といえども、滞在していた国や地域、通学していた学校種別、英語や教科学習の内容によって様々だと思います。また、家庭環境や生徒一人ひとりの個性も違います。逗子開成は男子校ですが、いろいろなタイプの男の子がいます。その生徒がみな居場所があり仲間と生き生きと生活しています。そのような環境の中で、ヨット・遠泳や海洋学特別講義などの海洋人間学、映画や土曜講座、総合学習・総合探求「人間学」、海外研修や短期留学・長期留学制度など他の学校では体験できないプログラムを多く用意しています。 Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。A.入試科目は国算か英算いずれかの2科目です。読解力・思考力・表現力を問う問題です。長い文章を読む習慣や言葉や文で説明したり解く過程や考え方を書くなど記述問題に取り組んでおいてください。英語は、英検準2級~2級レベルです。 男子 中受 編入 153

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