昌平 中学・高等学校 〒345-0044 埼玉県北葛飾郡杉戸町下野851 TEL:0480-34-3381 教頭・国際教育部長 前田 紘平先生から Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。A.一般生徒と同じクラスに所属します。英語の授業に関しては、国内生と英語力に大きく差がある場合に、取り出し授業を実施します。英語力が優れていても大学入試問題で高得点をとれるとは限りません。各大学の入試問題傾向を踏まえた対策を行います。その他の教科は映像授業の活用等、個別に対応します。 Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.帰国生の英語力に応じて対応しています。中学生の場合、国内生は基礎から学習しますので、帰国生の英語が堪能であれば国内生と同一授業では差が開き過ぎます。よって、英語力が優れている帰国中学生はネイティブによる取り出し授業を一部行います。また、高校英語の学習内容で文法は大学受験に必須です。帰国生で英語力が優れていても大学入試対策の文法となると別です。そこで、文法は国内生と一緒に、コミュニケーション英語はネイティブの取り出し授業で対応しています。 Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。 A.海外での学習内容と国内での学習内容は異なります。必要に応じて放課後に補習を行います。また、映像授業も活用します。 Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。 A.帰国生、国内生ともにそれぞれの習慣の違いを理解させ、尊重し合うことです。帰国生の中には、海外で生まれ育ち始めて日本に帰国する生徒や、インターナショナルスクール出身者、現地校出身者など、日本の文化や習慣に触れる機会の少ない環境から本校に入学する生徒も少なくありません。生活習慣だけでなく、授業や学習方法も異なりますのでじっくり教えます。 互いの個性を認め合うIB教育を本校は実施しています。様々な授業や学校行事の中で互いを認めえ合う機会を作っています。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいて欲しいことは何ですか。 A.昌平中学・高等学校では国際教育を大切にしています。英語力を鍛えるためだけではなく、異文化を理解し共生していくことは、これからの世界で必要不可欠な能力となるでしょう。帰国生はすでにその経験をもっている生徒ですので、日本の教育や文化の違いを理解するとともに、海外で経験してきたことを本校のルール内で是非活かして欲しいと思います。 Q.帰国生が入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。A.本校では中学・高校を通じてIBとパワーイングリッシュプロジェクトを推進しています。 IBは世界基準の教育プログラムですので、海外の現地校やインターナショナルスクールからの帰国生にとっては、なじみやすい授業です。 パワーイングリッシュプロジェクトでは、多くの英語関連の学校行事やネイティブ教員が常駐しているインターナショナル・アリーナ(日本語禁止部屋)の設置等、英語力を伸ばす多くのチャンスがあります。また、本校に入学する生徒の中には英語力を特に伸ばしたいと考える生徒も多いです。帰国生が活躍する場は多いです。 Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。A.中学は、①英語・作文・面接、②国語・算数・面接の2パターンから選択できます。英語は英検準2級程度、国語・算数は小学校卒業程度のレベルです。面接で聞かれるのは海外での生活の様子や志望理由等です。 高校は英語・作文・面接です。英語の試験は英検2級程度のレベルです。面接で聞かれるのは海外での生活の様子や志望理由等です。 編入学試験(中高共通)は、英語・数学・国語・面接(高校IBコースは作文)で行います。合否判定は英語力を重視します。時期は高校3年生の8月まで可能ですので担当者に相談してください。。Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。A.本校の帰国生受入担当者自身が帰国生であり、民間企業海外営業部門の出身です。それまでの経験を踏まえて国際教育プログラムを作っています。海外で過ごした数年間は、何事にもかえられない経験です。帰国後もその経験をいかせるようぜひ本校で一緒にがんばりましょう。 共学 中受 高受 編入 151
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