JOBA学校フェア Online ~2021~「学校資料集」
114/176

文化学園大学杉並 中学・高等学校 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南3-48-16 TEL:03-3392-6636 入試広報部長 西田 真志先生から Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。 A.入学後のクラスは、国内生と混合です。帰国生と国内生が、お互いによい刺激を与え合う機会を多くとるためです。得意科目・分野に関してはより深く学び、苦手科目・分野に関しては復習中心にじっくりと理解を深めます。 Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。異なっている場合、具体的にはどのような形で授業が行われていますか。また、使用されている教材は何ですか。 A.習熟度で分れます。インターナショナル校出身者や英検取得者は取り出し授業をしていますので、海外で培った英語力を更に伸ばすことができます。中学では英語の授業を週9時間設け、その内7時間をネイティブがオールイングリッシュで海外教材を使って授業を行います。残り2時間は日本語で文法をしっかり学びます。また英語上級者(英検2級以上)は「DD7」または「アドバンスト7」に所属し、1年次から英語の授業を10時間~17時間カナダの教員が指導します。(DD7では理数科目7時間含む)2年生よりダブルディプロマ準備コースか、中高一貫コースに分れます。高校ダブルディプロマ(DD)コースは日本の高校教育と並行してカナダ・ブリティッシュコロンビア州(BC州)の教員により、英語で現地と全く同様の授業が各教科行われます。英語圏の現地校、海外でのインターナショナル校の授業がそのまま本校で展開されるとお考えください。 Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。また、それはどのような形態で、どのくらいの期間(《例》1学期間/1年生時など)、行っていますか。A.本校の補習は、中高とも「必要なときに」「必要なだけ」実施されています。通常は期間や時間を限定せず、マンツーマンでの補習が可能です。チューターによる毎日の放課後指導(希望制)や週2回帰国生向け日本語補習があり、小学校レベルから国語を学習できます。 Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。 A.帰国生を受け入れ校は、「帰国生向けの学校」なのか、「帰国生に配慮した学校」なのかの2週類有りますが、本校は両方です。海外に住んでいて、日本の部活動に憧れていた方、本校は部活が盛んです。またせっかくつけた英語力を落としたくない方、カナダBC州の授業が行われているダブルディプロマ(DD)コースがお薦めです。帰国生ならではの不安や心配を取り除けるよう、教職員一同、気を付けています。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。 A.本校には現在でも、約100人以上の海外在住経験者が生活しています。編入した生徒も多く、帰国生が肩肘張らずにのびのびと学校生活を送れる要素が学校の雰囲気として備わっているからです。「帰国生だから」とあまり構えず、自然体のまま本校に飛び込んできてください。一生懸命になれるものをみつけ、それに精一杯力を注ごうという意思さえあれば、必ず楽しい学校生活が送れます。 Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。 A.海外生活でしか学べないことは、「外から見た日本」という視点です。一般生は「当然のこと」として考えもしない日本の姿を、より客観的にとらえている「帰国生ならではの視点」は実に貴重なのです。また現地でしかできないことを思いっきり体験してください。一生役に立ちます。 Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。 A.本校にはシンガポール、中国、香港、タイ、マレーシア等東南アジアをはじめ、英国、ドイツ、フランス、ロシア、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アフリカなど幅広い地域からの帰国生が約100人学んでいます。入学の動機を聞けば現地の口コミで「転編入してもアットホームな雰囲気ですぐにとけこめる学校」との評判が入学の決め手だったそうです。本校の温かな雰囲気を、ぜひ感じてほしいと思います。転編入は、高校3年生まで随時受け付けますのでお困りの際はご相談ください。また高校生は提携している寮がありますので、一人での帰国も安心です。 Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。 A.何より「考える力」と大らかな「コミュニケーション能力」だと思います。どんどん発言する、といった単純な意味ではありません。物静かな生徒もその生徒なりに様々な経験から感じたことをしっかり自分の中に持っている生徒が多いと感じます。そうした生徒が、主張だけではなく行動で「思いやり」や「気遣い」を発揮する場面を何度も目にしました。 Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。A.本校の「ダブルディプロマ(DD)コース」は、『帰国=杉並留学』となるような、オンリーワンのグローバル教育です。日本とカナダブリティッシュコロンビア州両方の高校卒業資格を取得できます。バイリンガル教育を経て、国内外の難関大学を目指す方にはこれ以上ないプログラムです。海外大学はカナダの高校生としての扱いがあり、国内大学ではBC州の生徒として海外枠でも受験できる大学が有ります。 本校は「日本の伝統行事」を重んじており、四季折々に伝統文化を体験できます。国際理解を深める上で、日本の文化をしっかりと学び、体験することはとても役立ちます。そうした上で海外経験をより一層高いレベルでとらえ直し、深化させるには本校の行事はうってつけだと考えます。 Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。A.中高とも、本校の試験問題はきわめてオーソドックスな内容です。国語・数学(算数)・英語(中学入試は希望者のみ)の中から高得点の2科目で判定します。(高校ダブルディプロマコースは英語・数学のみ)また、中学は英検2級以上を、高校は英検準1級以上を満点に換算して(ダブルディプロマコースを除く)判定しますので、検定をお持ちの方は積極的に受験してください。これ以外の級・検定の得点換算は帰国生入試の要項を確認ください。 問題の傾向に関してはHPにサンプル問題をUPしておりますのでそちらを確認ください。 国内入試は11月、12月、1月と試験日を選べます。入学手続きは年明けで、中学が2月、高校が3月です。帰国が困難な海外在住者には10月にアジア・オセアニア入試、11月に欧米入試というオンライン入試を予定しています。内容については要項をご確認ください。 共学 中受 高受 編入 海外入試 110

元のページ  ../index.html#114

このブックを見る