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桐蔭学園高等学校(2018年度より男女共学化)

神奈川県横浜市高校受験編入海外入試

「先進」と「伝統」の教育で、グローバル社会を生き抜く、“たくましさ”と“しなやかさ”を育む

桐蔭学園中学校・高等学校 学校訪問レポート

海外生活での苦悩、そこで得たもの

Question 本日はよろしくお願いします。N.Yさんは小5から中3までアメリカ(オハイオ)の現地校、T.Yさんは3歳から小2の終わりまでバンコクの日本人学校、そして小5から中3はブラジル(サンパウロ)の日本人学校という事で宜しかったですか?

一同 はい。

Question ちょうど2人とも、海外で暮らしたのが小5から中3というのは同じ期間ですね。

T.Y 日本では同じ学校だったんですよ。

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Question 同じ学校ですか?

N.Y 日本にいた頃、同じ学校で隣のマンションに住んでいたんですよ。

Question そんな偶然あるんですね!日本にいたときは同じ場所ですか。

一同 はい。

Question 2人とも小5から中3まで海外で生活し、高校生になるタイミングで、桐蔭さんの方に入られたという事ですね。それでは、N.Yさんからいきましょうか。アメリカのオハイオ州、現地校に通われていましたが、小学校5年生まで日本にいて、アメリカに行く事になりました。そこでN.Yさんが感じた、カルチャーショックとか、異文化を通しての苦悩とかは何かありましたか?

N.Y 多過ぎて何から言えばいいか分からないんですけど、そもそも、小学5年生で英語を習ったこともなくて、一切しゃべれない状態で行って授業に飛び込んで、日本人学校も選ばず、現地校へ通ったので、もう成績はぼろぼろでした。ただ、アメリカの学校は、みんな本当に賑やかでわいわいやっており、「英語は分からなくても大丈夫だよ!」といった雰囲気だったので、そこに救われていたなという面はありました。

Question どの様に英語を習得したのですか?

N.Y 日本にいた頃からソフトボールをやっていたので、アメリカに行ってもすぐチームに入りました。スポーツは、英語ができなくても何をやっているか、何をすべきかわかるので、溶け込みやすいんです。そして、徐々に英語も覚えていった感じです。そこで覚えた英語は体で覚えたこともあり忘れないですね。また、ソフトボールの他、学校のマーチングバンドでフルートもやっていました。この活動も英語力アップに役立ったと思います。ちなみに、学校はマーチングバンド全米3位で強かったんですよ。

Question 他に驚いた事などありましたか?

N.Y 日本は自分たちで掃除するからその苦労も分かるし、みんな公共の場はきれいに使おうという考えがあると思うんです。アメリカでは学校の清掃員が掃除してくださっているのですが、残念ながらすぐに汚れるんです。ごみを散らかしながら食べるし、後片付けもしないですし。そのときが一番面食らったときでしたね。

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Question では次はT.Yさんに聞いてみましょうか。タイとブラジルと、どちらが印象に残っていますか?

T.Y ブラジルですね。タイの時は生徒が3000人弱いる日本人学校で、近くには日本食の店とか、日本人向けのスーパーもたくさんあったので、あまりカルチャーショックはなかったです。ブラジルも日本人学校なのですが、人数がすごく少なくて困惑したこともあり印象に残っています。

Question 何人ぐらいだったのですか?

T.Y 1クラスくらいしかなくて、1学年20人とか、中学生になったら10人とかですね。タイや日本の様に、たくさんの生徒がいる学校にしか通っていなかったので、急に少人数になったのは慣れるのが大変でした。あと、ブラジルは治安が悪いので、外出するのも親と一緒じゃないと駄目とか、そういうのがありました。自分の好きなタイミングで好きなことができないんです。いつか日本には帰りたいと思っていました。

Question そして日本へ帰って来る事になりますが、その長い海外生活でT.Yさんが日本に帰って来るまでに得た一番のものって何ですか?

T.Y 自分の中で考え方が変わりました。海外に行く前は、日本人みたいな性格しか受け入れられないというか。要するに、陽気な感じとか、ポジティブな感じとか、そういう感覚が少しおかしいんじゃないかなと思っていたんですけど、海外に行って、その環境の中に入り、その人たちを見たら、「いいな。」って思えたりして。自分の中で他のいろんな世界が広がり、本当によかったです。

Question N.Yさんはいかがでしょうか。

N.Y とにかく視野が広くなったのと、海外に行って初めて、「ああ、日本ってこうだったんだな。日本人って結構、こういう感じなんだな。」など、日本のいいところ、悪いところ、アメリカのいいところ、悪いところ、両方知れたのはよかったです。アメリカって本当にいろんな国から来るじゃないですか。自分のいた学校は州で一番大きい学校で、外国人がとにかく多かったんですよ。いろんな文化に触れたといいますか、人によって信じているものも違えば習慣も違うという環境にいたので、すごく視野が広がったと思っています。

桐蔭学園に入学した理由/授業・学校生活

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Question それらを、お二人が肌で感じて、日本に戻ってくるわけですけども、数ある学校の中で、なぜ、桐蔭さんを選ばれたのですか?

N.Y 自分の性格上、日本の方が好きだし、日本の文化も好きだし、日本に帰りたいってずっと思っていて、日本っぽい学校に入りたかったんですよ。その時からこの桐蔭さんは結構考えていました。勉強もしっかりできそうで、マンモス校で、帰国子女もいる。ネイティブの先生方もたくさんいて、寮には来日した交換留学生も一時的に生活していたりするので、自分次第で英語力もアップする。また、9年生未修了段階でも直接海外から受験できる(書類選考入試)。選んだ理由というと、こんなところでしょうか。

T.Y 僕の親は、大学付属に行ってほしいと思っていました。僕はまだその時、大学のこととか全く知らなかったので、いきなり大学が決まってしまうような感じがして、大学付属は嫌だなって思いました。一方、桐蔭は進学校で、勉強のサポート等もしっかりしているし、帰国子女の募集にも力を入れている感じがしたので私には良い印象でした。説明会にも行きました。やはり、大学の付属ではなく、桐蔭の方が良いと思い、親の意見は退けこの学校を選びました。

Question もう学校生活は慣れましたか?

N.Y 慣れましたが、社会、理科に苦戦しています。アメリカで習った社会はアメリカの歴史だし、アメリカで習った理科も、日本語と英語がつながらなくて。同じところをやっていても、そこはちょっと苦労していますね。それ以外はとても楽しいです。

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T.Y 僕は国語が一番苦手です。海外の塾で数学と英語は勉強して得意になったのですが、国語まで手が回りませんでした。

Question 今後、もう少し努力をしていきたい部分ということですね。ありがとうございます。
ではプログレスコースのT.Yさん。プログレスコースの特徴など、ぜひ教えていただきたいのですが。

T.Y 周りの学力も高いんで、自然と自分もがんばらなきゃという気持ちになるんじゃないかなと思います。例えば、数学だったら、難しい問題をみんなで、こうなんじゃないかとか、相談し合って解いたりとかする機会は結構あります。

Question 桐蔭さんの柱、アクティブラーニング型授業ですね。個で勉強し、協働で深めて、また個で確認するというこのサイクルが、どの授業でもあるんですよね?アクティブラーニングの日本での第一人者である溝上教授が作られたと伺っています。

Question N.Yさんのスタンダードコースはいかがでしょうか?

N.Y スポーツ等、自分のやりたいことを全力でやっている子がとても多いです。自分のやりたいことにできるだけ時間を割いて、全力を尽くす感じですね。あと、すごくいい意味で個性的な子も多いし、面白いです。こんな人もいるんだな、こんな考え方もあるんだなっていうのを日々感じています。授業はT.Yさんのコース同様、アクティブラーニング型の授業が多いです。

Question そうなんですね!他にはありますか?

N.Y あと未来への扉(探究)、通称みらとびですね。基本グループワークで、ある課題を決めて、それに対し、今は賛成か反対かという意見を出し合ったりしました。高校生でアルバイトをするのは賛成か反対か。これは、クラスみんな同じ課題なんですけど、グループになって賛成意見と反対意見を出して文を書くという事をやっています。

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Question T.Yさんのみらとびはいかがでしょうか?

T.Y 同じ課題をやっています。ちなみに私は高校生でアルバイトをする事には賛成です。貴重な社会経験ができますし、企業へ就職の際にもアルバイト経験を多く見るということを聞いたこともありますし。進路、就職の時などにも役立つかなと思いました。勉学は遅れても何とかなるので、若いうちにアルバイト経験をするのは良いことだと思っています。

Question 他に授業に関して何かありますか?

N.Y 『まなボード』というものを、いろんな授業で使っています。意見を交換して最終的にまとめたものをホワイトボードに書いて、黒板にくっつけるんです。全員の班から出して、先生がその意見を比べながら授業を進める感じです。

Question ありがとうございます。あと、グローバルラウンジというのが魅力的だなと思ったんですが?

T.Y 副担任のグラジアニ先生がグローバルラウンジの担当の先生なんです。この前、留学生の人とグローバルラウンジでお昼ご飯を食べるというイベントに応募したんですけど、抽選で落ちてしまって。

Question そんなに人気なんですね。混んでいるときは身動き取れないぐらいになるんですよね? 聞くところによると、スイーツチャレンジというのがあって、世界中の変わったお菓子を食べて感想を言い合おうというものもあるようで、楽しそうですね!

将来のこと、海外・帰国生の皆さんへアドバイス

Question 桐蔭さんで、いろんな授業を現在受けていらっしゃると思うのですが、最後、卒業するときに『こうなっていたいな』という目標はありますか?

T.Y 僕は、周りから信頼される人になりたいなと思っています。そのためには、コミュニケーション力を上げる必要があると考えています。僕の場合、初対面の人と話すのがそんなに得意ではなくて、大体、他の人から話し掛けられたら答えるような感じなんです。そういうところを変えていかないといけないと思っています。

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N.Y この学校を選んで良かったと、胸を張って言えるようになっていたいです。アメリカでの生活に悔いは全くないので、それと同じことを卒業する時に言える様になっていたいです。また、将来は接客業など、人と関わる仕事をしていきたいと思っているので、たくさんの人から色々なことを吸収して内容の濃い人間になりたいです。

Question 海外の生活が長いお二人ですけれども、日本の学校でも、こういうのを取り入れたほうがよくなるんじゃないかなといったものはありますか?

N.Y 取り入れるかは別として、アメリカですごく魅力的だなと、ずっと思っていた授業があるんですよ。アメリカはほぼ全員選択授業で、種類が多いんです。例えば、将来デザイン系に進みたいのであれば、そういう将来の夢に向けて役立つ授業もあるんです。あと個人的に特に面白かったのが、ライフセーバーの授業です。

Question これから桐蔭学園さんでも、ジョブシャドウイングとか研究室シャドウイングというのを予定されていますから、まさに近いと思いますよ。

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Question 最後に、今海外で暮らしている方、桐蔭さんに入ろうかどうしようか迷われている方々に向けて、メッセージとかアドバイスをお願いします。

T.Y 桐蔭だと、海外でできた貴重な経験、そこで得たようなものをさらに伸ばせるんじゃないかなって思います。例えば、グローバルラウンジとか、他の学校より学べることが多いので、そういう面で魅力があると思います。

N.Y 私はアメリカでスポーツ、音楽に没頭してきて、勉強を全然していませんでした。高校で置いていかれるんじゃないかなという不安しかなかったんですけど、桐蔭さんに入ってみたら、先生たちがとても優しく、いつでも質問を受け付けてくれるのでとても助かっています。また、いい意味で個性的な先生が多いし、桐蔭生もいろんな人がいます。互いが互いを認め合っている雰囲気があるので、私には合っていると思っています。今、海外にいるなら、勉強も大事ですけど、海外で色々な事を学んでほしいし、たくさんの経験をして、それを吸収して帰ってきて、桐蔭でさらに頑張ってほしいと思います。