最終学年を迎える前の夏休みである受験前年度の12月・1月に、本格的な受験準備に取り掛かるのがベストです。帰国生を受け入れるための入試は基本的に6月卒業の受験生を念頭に置いてスケジュールが設定されていますので、それにより生じる不利を挽回し、さらに優位に立つためには、早いスタートが重要です。帰国生の受験で求められるような読解力・論述力や学部学科への関心・適性は、短期間の集中的な準備より、長期間の持続的な準備の方が効果的である(机に向かっている以外の時間も自分の成長の味方にできるからです)ため、早いスタートを切り、なおかつ受験まで何をすべきかを明確にしてその後の期間を過ごすことで、大きな成果を上げることができます。
そのため、JOBAでは12月~1月(第5期・年末特別講座・年始特別講座・第6期)に次年度11月卒業予定の生徒のための授業を設置し、小論文系授業、英語系授業、受験サポートの3点において以下の目標を達成しようと考えています。
- 小論文系授業:
小論文を書くという行為に真剣にぶつかる機会を得ることにより、日本や滞在国や現代社会や人間について捉え直すための切り口を手に入れることを目指します。新たな視点を身につけた状態で海外生活に戻ることにより、小論文で用いることのできる素材や、体験をきっかけにした考察の深まりを得ることが可能です。早いスタートを切ることにより、海外生活そのものが小論文試験の準備となるのです。
- 英語系授業:
これまで体験的・感覚的に習得してきた英語を整理し、英語力を大きく伸ばすための土台作りをします。6月卒業の場合、そうした整理ができても、すでに英語のインプット量が減少した環境にいるため、短期間で英語力を大きく伸ばすのは難しいのですが(大雑把に読めるものを正確に読めるようにレベルアップすることは可能ですが、そもそも大雑把にも読めなかったものが正確に読めるようになるのは不可能に近いです)、まだ最終学年が残されている11月卒業の生徒にとっては、しっかりとした土台作りと、最終学年開始後の具体的な学習計画策定に成功していれば、最終学年での海外生活が英語力の飛躍的な向上に直結します。
- 受験校選定と出願準備:
4月入学の大学受験を成功させるためには、8月~9月の私立大出願に向けて、7月のうちに受験校が確定している必要があります。7月に受験校を確定させるためには、7月上旬の短期休暇の時期に大学の帰国生用入試要項や大学案内を入手する手配を済ませねばなりません。そのためには、その前の休暇である4月に、受験可能性のある大学をできるだけ多くリストアップし、4月~7月のうちにそのリストにある大学・学部とその入試について大学のサイトその他である程度絞込みができているのが望ましいです。そう考えると、最終学年が始まる前の夏休みには、自分の関心・適性と大学の学部について、およびどんな大学で学びたいか・学べるかについて、ある程度イメージを持てるようになることが最重要目標となります。
こうした目標を受けて、4月には、準備が順調に進んでいるか、進んでいない場合はどう軌道修正するか、を確認するために「4月集中講座」を実施します。12月・1月に講習会を受講する機会がなかった人も、遅れを取り戻す好機ですので積極的に活用してください。