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新書のご案内

BRICsの底力 (ちくま新書)

筑摩書房
¥ 756
平均評価:

購入者の感想です

圧倒的なBRICsの存在感が浮かび上がってきます。(2008-09-10)

「この4カ国の人口の総計は約26億人で、地球全体の約半分」「4カ国の合計は、3851万平方キロメートルで、陸地総面積の約3割」。

いろいろな種類のデータを厳選してBRICsの実情をくっきりと浮かび上がらせている。一級品の分析レポートである。それぞれの結論だけ先に読むと、少し驚くものも含まれているのだが、客観的なデータに基づいて分析を行って結果を導く手法に徹しているため無理がなく、説得力がある。

「特許件数でも、中国、インド、ロシアは欧米日との差を急速に狭めつつある」「BRICsはソフトパワー大国でもある」「彼らにとって変化とはごく日常的な現象」「外交はBRICsのDNA」「リーダシップをもった政治指導者が欠如している国は、たとえ大国でもBRICs現象は生まれない」「BRICsパワーの源泉は、アメリカ留学組がその多くを担っている」。

おそらく、多くの読者は本書を読みながらBRICsの凄さをまざまざと感じて、「日本はどうする?」という一種の焦りすら覚えるのではないだろうか。

個人的には、軍事力に関する分析に乏しいことが残念。BRICsは軍事大国でもある。しかも、近年その増強が著しい。ロシアと中国とインドは核保有国であり、ブラジルにも過去に核開発を進めていたことがある。日本に住んでいるとピンとこないかもしれないが、ロシアのグルジア侵攻や中国のチベット弾圧からもその片鱗が見られるように、軍事力という視点は国際情勢を語る時には欠かせない。あと、先進国とBRICsの橋渡しを果たすのが日本だという主張は、主張の是非はともかく、客観的なデータの裏づけに乏しい。

それにしても、BRICsの存在感は圧倒的だ。本書を読んで、改めてそう思う。我が国の今後を考える上でも、これらの国の動向についての情報を知ることは避けては通れない。多くのビジネスマンにとって一読の価値があると思われる。

既存のBRICsの本とは少し異なる視点(2008-09-05)

筆者の本をいくつか読んでいるが、今回の本は二つの点で既存のBRICS関連書籍とは異なる点がある。投資対象としてBRICSの可能性を記した本が今まで多いとする、この本は満州という過去の時代、日本の高度成長という日本の歴史的視点を踏まえて書いている。歴史的視点からBRICSを捉えたということは面白い。勿論、現在の株価や景気動向を考えると、今までのBRICSの本と同じような視点を期待する人々には少し難しく感じる部分もあるが、個人的に歴史的視点を重視しているので、面白く読んだ一冊である。

わかりやすくまとめられている(2008-09-04)

近年、注目されるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の
4ヶ国について、コンパクトに紹介する本。

膨大な人口、広大な国土と豊かな資源を背景に
急成長し、存在感をますBRICs。
他にも著者は、優れた政治家によるトップダウンや
多民族国家ゆえのグローバリズムに対する感覚、
それらの強みを発揮する媒体となったインターネット整備について触れ、
BRICs4ヶ国の共通点と、それらの成長要因を考察します。

一方で、さまざまな国が台頭する世界においての
日本の付き合い方や、産業における警告もなされています。

BRICsについて、わかりやすくまとめられています。
データも豊富で文章も読みやすかったです。

データの収集として良好(2008-08-31)

BRICs 4カ国の経済的なデータを網羅的にかつこの分量で得られるという点では、良書と思います。ただし、そのデータと実態との因果関係の考察が無い点、また、フラグシップのような出来事と実態に基づく強固な結果との差別化がなされていない点で評価を☆2つとしました。

新品で買う価値はある。(2008-08-28)

投資に興味のある人は、ブックオフで並ぶのを待たず、新品で買って、一日でも早く読んだ方が良いと思う。入門書としてはとても良いと思う。
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