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日本のいちばん長い夏 (文春新書)

文藝春秋
編集:半藤 一利
¥ 735
平均評価:

購入者の感想です

同じ場所で同時に語られた。(2008-08-29)

図書館で借りましたが手元に置きたく買いました。

座談会出席者
半藤一利(勤労動員)徳川夢声(文筆家)迫水久常(内閣書記官長)吉武信(朝日新聞デスク)
有馬頼義(記者)志賀義雄(共産党)篠田英之介(海軍兵学校生徒)富岡定俊(軍令部/海軍
少将:ミズーリに同席)松本俊一(外務次官)今村均(ラバウル司令官/陸軍大将)佐藤尚武
(駐ソ連大使)荒尾興功(陸軍省軍事課長)酒巻和男(特殊潜航艇乗員:捕虜第1号)ルイス
・ブッシュ(英大尉:横浜捕虜収容所)大岡昇平(兵士:レイテ収容所)鈴木一(首相秘書官
:長男)館野守男(NHK:開戦を放送/玉音に同席)池田純久(御前会議出席者)江上波夫
(満州在住)扇谷正造(兵士:中国)岡部冬彦(兵士:セブ〜小豆島)岡本季正
(駐スウェーデン公使)南部伸清(イ401艦長)入江相政(侍従)吉田茂(元駐英大使)
町村金五(警視総監)会田雄次(兵士:ビルマ)池部良(兵士:ハルマヘラ島)
上山春平(回天乗務)村上兵衛(陸軍士官学校教官)楠政子(沖縄白梅部隊)

歴史的には新資料もあるでしょうが、この書では生きた人間が語り合う重みが大切です。

戦争中の人々の生活のイメージが理解できる。(2007-12-24)

同じ著者によるまったく別の本「日本のいちばん長い日」では、敗戦を受け入れられない陸軍による軍事クーデータが描かれ、三船敏郎などによる映画になりました。本書は、そうではなくで、敗戦後18年経った時点での座談会です。形式は座談会ですが、参加者がそれぞれの立場から、太平洋戦争時の生活や仕事のありようを語っています。
 私がおどろいたというか、なるほどと思ったのは、戦争時の一般人の生活のようすです。毎日をかなり「自然に」生活してたようです。つまり、弾は飛んでくることもあるが、なにしろ政府が決めたことだから戦争反対とか賛成ではなく、あたかも税制が変わったらそれなりに振舞うかのごとく、物資が不足したらそれなり生活するのです。ということは、これからも我々日本人は、政府が戦争を始めると決めると、それに賛成とか反対ではなく、戦争を前提にして、それなりに生活するのではないか。ということは、平気で他国への戦争行為をまたやりそうだということです。平和とかをうたっていても、すぐにそっちへ行きそうです。この我々日本人の精神性は、ちょっと、まずいのではないか。などと感じさせる本です。一読をお進めしたいです。

何となく便乗本?(2007-11-17)

巻頭収録の大座談会「日本のいちばんながい夏」に、対談「四十四年後の解説」(松本健一、半藤一利両氏)を付け、更に半藤氏の補論で補ったというかなり安易なつくり。対談と補論には、瀬島龍三論やポツダム宣言と原爆投下/ソ連参戦の時間的関係論、鈴木貫太郎の天皇への敗戦説得工作等興趣を多少感ずる部分もあるが、総体的にはいわゆる昭和史本ブームへの便乗本としか思えず。率直に云って、お金と時間のある方向き。
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