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新書のご案内

舊漢字―書いて、覺えて、樂しめて (文春新書)

文藝春秋
¥ 924
平均評価:

購入者の感想です

旧字マニュアル。(2008-06-28)

私たちは漢字には慣れているので、難しい字でもあまり苦労なく覚えられるものです。
本書で一気に覚えてしまって、旧字体や旧字体の本と仲良くなってしまいましょう。
ちょっとがんばるだけで外国語のごとき書物が読めるようになります。

ちなみに、筆者の思想や薀蓄は無視しても差し支えないでしょう。僕はマニュアルと割り切って使いました。

明朝体特有の字体も手書きしていたの?(2008-04-22)

明朝体特有の字体もあるようだが、戦前はそのような字体も手書きで書いていたのだろうか?
たとえば「遲」なんていう字は本当に手書きで書いていたのだろうか。この字は古来から「遅」と書いていたと思うのだが、戦前の日本は特別だったのだろうか。

この値段の本にして満点ですね。(2008-03-13)

この値段の本にしては、ほぼ満点ではないでしょうか。
戦後略字(常用漢字の一部)について、その変遷について、もう少し
つっこんだお話をしてほしかった。
戦後略字がなぜこういった知性のかけらもない物になってしまったのか?
当時の文部省がやとったデザイナーの方の言い訳を聞いてみたい。
なにわともあれ巻末の索引はけっこう重宝します。

旧字体の辞典(2007-10-02)

旧字体の書き順や由来、新字体との違いなどが記載されていて、
初級者の僕にもとってもわかりやすく入りやすい本でした。

ちょっとでも興味のある方は一度ご覧になるとよろしいかと思います。

ワークブックとしても使える(2007-09-04)

「舊漢字」とは「旧漢字」のことである.小生も最初は読むことができなかった.更に正確に書くなら,旧字では「漢」のつくりの「くさかんむり」は「廿」であり,その下の縦棒は「中」のように突き抜けている(本書のカバーの活字と扉の活字が微妙に違うのは何故か?).PCでは表示できないが,現在の新字体では小さな変更が加えられている.このように小さく点が減ったり,突き抜けがなくなったりした小さな変更の字から,「旧」のように全く異なった形に変えられたものまである.人名や社名(野村證券,文藝春秋)では,まだまだ旧字体は使われている.

更には,「弁」と略された字には,「辮髪」の「辮」,「花瓣」の「瓣」,「辯解」「關西辯」の「辯」,「辨別」「智辨」の「辨」など元々は異なった字がまとめられているという.さらに,「価」となった「價」や「売」となった「賣」は,商売の意味の「貝」が消えているし,「缺」は「欠」とされたが「欠」の字には元々「あくび」という意味のある別字が当てられた.それぞれの文字の元来の意味が消えていくことに,「舊漢字」を高校の時代から使用してきた著者は危機感を抱いていると思われる.

著者による本書の狙いは,まずは旧漢字を読むことができるようになることである.そうすれば,旧仮名遣いの戦前の文学を原文で読むことができる.更には,書き方を覚えること.これは,書き順を含めて練習ができるようなワークブックにもなっている.

正直なところ,今の時代に旧漢字というのは,アナクロニズムの香りがすることは否めないが,知っておいて,読めておいて損はない.
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