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新書のご案内

腎臓病の話 (岩波新書 新赤版 1100)

岩波書店
¥ 777
平均評価:

購入者の感想です

腎不全保存療法の意義(2008-02-17)

 腎不全保存療法の啓発を主眼としながらも、透析療法、
腎移植など腎臓病に関わる話題が万遍なく、そしてコン
パクトに記述されていて、当事者や関係者には一読の価
値があると思います。
 あまり知られていませんが、福祉現場では透析患者
の頻回な通院の足の確保、とりわけ下肢障害者や施設
入所者のそれが頭の痛い問題になっています。透析療
法を先延ばしする腎不全保存療法の普及は、医療費の
節減ばかりでなく、そのような患者さんの生活上の不便
も回避することができます。さらに、すすめてもらいたい
と思います。
 敢て本書に注文をつけると、その肝心の腎不全保存
療法の章が最後になっていて少しイラつくこと、そして
第1章腎臓のはたらきの解説で、腎臓糸球体と尿細管
のつながりが形態的に判りにくいこと。模型での表示
がほしかったところです。改訂の際の参考にしてくださ
い。

新書で読める腎臓病のすべて(2008-02-13)

腎臓病について、誤解していたことがとても多いことがこの本を読んでわかった。たとえば、腎臓は2つあるのだから生体腎移植は多いのだろう,透析をしなくてもすむのではと思っていたのだが,一度透析の処置をした後でないと原則として腎移植はしないとのこと。また,移植自体が欧米に比べかなり少ない。また、日本は世界で一番、透析をおこなっている患者が多く透析に入った後の延命率が高いのだが、将来,腎臓移植の可能性がとても低い中,透析を続けなくてはいけないこと,安易に透析にたよるため医療費が莫大になって,医療行政的に問題であること,など多数の問題があることなどなどもわかった。腎臓病になったとき,いかに腎臓の機能の低下を遅らせるととが大切か専門医ならではの実践に基づいた訴えは重い。

腎臓の専門医が書いた本なので、なかなか難しい部分もあるのだが,コンパクトな新書で腎臓のことがこれだけわかる本はなかなか無いのではないか。その意味で,この本の価値は高い。
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