入試ガイダンス : 選考方法
帰国枠大学入試の選考方法は、「各大学が実施する入試の成績」および「高校での成績・国家統一試験等の成績」の資料が基本になります。この資料をどの程度重視するかは、各大学・学部・学科で異なりますが、概ね以下の3タイプに分類できます。
(1)現地成績重視型
海外(で通っていた学校)の成績を重視して選抜します。上智大学国際教養学部や国際基督教大学(9月入学)のように学科試験がなく、書類選考によってのみ選抜を行う大学です。そのため、国家統一試験についての要求も多く、一定以上の成績が必要となります。また、慶應大学も、第一次選考が書類審査になっていて、ここで最終合否の大勢が決まるので、このタイプの大学と言えます。
こうした大学では、全体的に成績が良いことも大事ですが、学部学科と関連のある科目でどんな成績を取っているかも非常に重要ですし、統一試験受験において科目選択の規定が学部学科別に為されている場合もありますので、高い成績を取りやすい科目選択をするのではなく、自分が大学で学ぼうとしていることに関連のある科目を選択することが重要です。
(2)入試成績重視型
海外の教育制度や教育水準が多種多様であるので、各大学が実施する入学試験を重視して選抜します。立教大学のように国家統一試験の成績提出を不要としている大学です。また、上智大学(神学部・国際教養学部以外)のように学部学科別に入試問題を作成する大学もこのタイプです。ただし、入試成績重視といっても、早稲田大学のようにTOEFLやSATの書類成績の良い人が得点しやすい入試問題であったり、理系学部での数学・理科の筆記試験のように、高校時代の学習が入試での得点力の土台となったりする場合があります。入試成績重視といっても、卒業後の準備だけでは間に合わないことになります。
(3)現地成績・入試成績折衷型
海外の成績をもとにした書類選考と、各大学が実施する入学試験をもとに選抜します。国際基督教大学(4月入学)、東京大学、京都大学などです。このタイプの大学には、一橋大学や東京工業大学のように一般入試と同日程で、一部共通問題を課す大学もあります。


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