上智大学のホームページには、「面接および学科試問」と書かれていたのではないでしょうか。国際関係法学科の場合、学科試問は小論文のことです。例年、課題文を読んだ上で800字以内にまとめるというタイプの出題が主流です。
ニュージーランドとカナダは留学生の受ける教育レベルに差がありますので、ニュージーランドでyear11を終えたあとでカナダでgrade10に入ることは全くおかしくありません。日本の大学がそれを理解しているとは限りませんので、面接試験などで質問されることはあるかもしれませんが、きちんと説明できれば問題ありません。
日本語小論文の学習について、表現と内容の二面から考えた場合、年齢相応に日本語が読める人であれば、表現の方は2、3か月の集中的な学習でたいてい自分の考えていることをきちんとした小論文の形に(および誤りがなく誤字もほとんどない日本語で)まとめられるようになります。つまり、卒業・帰国後でも間に合うということです。
基本的に、理学部や工学部では外国語試験が英語試験のみであることが多いため、少なくとも日本国内の(海外経験のない)高校生と同等の英語力をつけておくことが、十分な選択肢を確保するための鍵となります。また、難関大の場合、理科2科目の力を問われる(面接での口頭試問も含め)ことが多いため、数学、理科2科目の計3科目において日本の入試問題に対応できる力をつけること(少なくとも現地校でのこの3科目の成績を高いものにしておくこと)が必要となります。
韓国大学入学試験については、結果が出次第、大学に送付するのが普通です。ただし、書類選考がある場合にはその選考時期に間に合わなければ提出は不要(代わりに、提出できる限りの成績書類により選考)となるケースもあります。
細かく調べるのは書類選考がある大学のみです。ただし、大学によっては、高校の属する制度で大学進学出来る資格を取得しているか(つまりカナダの大学に合格できるか)どうかを重視することがありますので、その場合はたとえばCommunication12ではなくEnglish12でなければなりません。
文系学部では、日本語小論文と英語と面接というのが一般的な試験内容となります。高校途中で帰国して日本の高校に編入しても、特にそれが高2以降の編入であれば、私立大では帰国枠入試を利用できるところが多いですし、AO入試や自己推薦入試もありますので、一般入試での受験を目指す必要はないものと思います。
英文和訳と和文英訳は、完全に自習ではなかなか厳しいと思います。どちらも注意点をきちんと説明してもらい、そのうえで自分の書いた答案のどこがまずいのかをきちんと見てもらう必要があります。早ければその形で3、4回講習を受けるだけでもきちんとイメージが出来ますので、そうなればその後は自分で進めることも可能です。
東京の私立大の帰国枠入試で、SATがなくとも受験資格が認められるだけでなく、SATのスコアが合否に大きく影響しないところは、たしかに非常に多くあります。その逆のところを挙げる方が早く、具体的には慶應大、明治大(法)(政経)(文)などです。また、帰国枠に限定しない場合(AO入試、自己推薦入試なども含めた場合)、早稲田大(国際教養)、上智大(国際教養)もSATが必要です。さらに、APなどなければ、ICUもSATが必要になります。
高校生で外国語環境に入って学ぶ場合、その環境に入る前の語学力(母語を含めて、言語能力と呼んだ方がよいかもしれません)でその後の学力がかなり決まってしまいます。日本の中3終了までに習う構文・文法事項が使いこなせるようになっていない場合は、英語の伸びは非常に不十分なものとなり、その結果教科の学力も学年相応に伸びずに(というより、高校生らしい授業を履修できないまま)卒業となります。また、日本語の文章(特に論説文)の読解力が年齢相応についていない場合、英文法の基礎力をつけてアメリカに行ったとしても、英語での読解力はTOEFL程度の比較的易しい文章に対しても内容が把握できないという結果になってしまいがちです。
もし、卒業の4ヵ月後の4月に入学することをお考えなら、慶應大は大学入学資格試験の結果が必須ですので、代わりにアメリカの制度であるSATを受験する必要があります。また、同志社も書類選考がありますので、最終成績がないことは不利に働きます。翌年に受験を延ばすことも可能ですので、その場合はわざわざSATを受ける必要はありません。ただし、受験できる大学の選択肢が若干減ってしまいます。
志望大学のうち、慶應大学は出願書類(アメリカ現地校ならTOEFL、SATを含みます)で合否の大勢が決まりますので、日本語小論文についてのご心配はいりません。SATはsubject testsも必要になりますので注意してください。
イギリスの国際校での在籍がもし9年生までであれば、青山学院大の法学部も帰国枠(海外就学経験者入試)で受験できます。8年生までであったとしても、それ以前にも海外の教育課程での在籍経験があり、それがイギリス国際校と合わせて4年以上になるのであれば、受験可能です。
帰国枠入試の多くは、日本語小論文と英語の筆記試験、および面接試験として行われます。日本語小論文のほかに国語試験がある場合もありますし、国語試験と小論文試験が一緒になったような形式もあります。面接試験はない場合もあり、国立大では英語試験がない大学も多くあります。
慶應大学の受験を考えるなら、SAT2のスコアが出願に必要ですので、迷う必要はありません。どの科目かについても、これまで高校で履修した科目から自動的に決まってくるのではないかと思います。
2年間在籍してきちんと履修して卒業すれば、単身留学(お父さんかお母さんのお仕事の都合で渡航したのではない留学)した生徒さんの帰国枠受験を認めているほとんどの大学が受験可能です。逆に1年では、ほとんどの大学で帰国枠が使えなくなります。
筑波大では学校成績が非常に重要になります。工学系なら、数学と物理が最も高いレベルの授業で最優秀の成績を収めていることが求められます。次に、理科2科目目(たとえば化学)の成績と英語の力が重要になりますが、数学・物理・英語の力によっては、理科2科目目はなくても合格の可能性はあります。
文学部、法学部、経済学部などの文系学部の志望である場合、入試では、日本語小論文、英語、面接が課されるのが一般的です。これに国語(日本語読解)が加わるところもありますし、逆に英語のみ、小論文のみといったところもあります。
帰国枠での大学受験資格としては、高校を現地で卒業したか、継続在籍年数は何年か、単身留学でないか、などが問題となります。その意味では、今の学校へは単身留学ではなく、このまま卒業までご両親と一緒に生活しながら在籍ということであれば、受験資格のない帰国枠実施校はありません。
帰国枠の大学受験は、高校での日々の学習が充実してさえいれば高校受験に比べ、受験用に特別な努力をしなくても有名校に受かりやすい傾向があると言ってよいと思います。その意味で、一般的には大学受験の方が有利です。
帰国枠は英語圏に住んでいた人のためのものではありません。英語圏以外の国からも同じように利用できます。
ただ、入試科目に外国語がある場合、その選択肢の中に自分が日本語以外で使える言語がないと、受験資格が認められても実際には得点できないということになります。その点では、英語圏以外の国でも、International schoolやAmerican school、British school、Canadian schoolなど英語で運営されている学校の出身であれば、特に問題を感じることなく大学選択が出来ます。
SATは2005年1月より新たなものが実施され始めていますが、日本の大学のSATの扱いが変わることはおそらくないだろうと思います。変わるとすれば、アメリカ現地校の生徒に対しSATとTOEFLの二つの提出を義務づけていた大学がSATのみとする、または、これまでSATの提出を義務づけていなかった大学が新たに義務づける、ということがあるかもしれません。つまり、SATの重要性が増す可能性はないわけではありません。
帰国生入試で求められる日本語力は、大雑把に言って大学できちんと学習していけるか確認するレベルです。読めて意味がわかるという意味では、日本国内の生徒と同じレベルが要求されますが、書くということでは(特に漢字については)日本国内の生徒とはっきり差がついていてもおかしくはありません。
高校在学中には、とにかく高校の勉強を充実させておくことが重要です。それにより英語の総合的な力もつきますし、帰国生入試で重要となる小論文も、高校修了にふさわしい教養がついていないと、なかなか太刀打ちできません。
一時帰国の期間をどのように過ごすのがよいかについて、当然ご本人の状況が大きく関わってきます。
たとえば、慶応大学など統一試験が大学合否に大きく影響する大学をご希望なら、この夏休みは統一試験でよい成績を上げるための準備期間と考えるべきかもしれません。
その場合、統一試験としてTOEFL、SATをお考えであり、英語環境での学習がまださほど長くないのであれば、TOEFLとSAT1のverbalのスコアアップのための授業を実施するなど、英語力を総合的に引き上げるためのサポートをしてくれるところを探されるべきでしょう。
本当のバイリンガルになれるのは一握りの人であるというお考えについて、全くその通りだといつも感じております。また、本当のバイリンガルとはどんな状態をいうのかについても、時折考えさせられることがあります。
たとえば、大学入学以前の人生のすべてまたは大半を英語環境で過ごし、完全に英語が第一言語になっている生徒を時折見ます。そうした生徒の中で、日本語でも見事な小論文を書くことができる者がいますが、本人は英語の方が書けると思っているわけですから、日本語小論文に対して苦手意識があり、実際に漢字や細かな語法には修正すべき点があります。しかし、大学入学以前の段階としては第一級の小論文であることに代わりはありません。
教科書は書店での注文による取り寄せが普通で、書店に並んでいるということはまずありません(学校近くにある学校指定の書店がその学校の指定した教科書を期間限定で置いていることはありますが)。
目的が大学受験準備または(大学受験と重なりますが)高校レベルの教養の修得ということでしたら、教科書は記述が平板で簡潔すぎる(先生が授業で使うという前提で作られており、単独の読み物として考えられていない)ため、目的の達成に役立てるにはあまり適切でないかもしれません。
日本の高校に編入して、大学を一般入試で受験するのは非常に大変です。ご存知の通り、高校の授業についていけるだけでは入試問題に対応できないからです。海外で英語の力が順調に伸びていれば(読み書きという点で)、私立大文系学部は古典と社会科1科目の受験勉強だけに集中すればよいので1、2年の準備期間で何とかなりますが、国立大や理系学部を目指すのは非常に難しくなります。
SAT1のスコアの小さな違い(mathとverbalのそれぞれの最高点の合計と、同一日の合計の最高点との間には、同じ人の同じような時期のスコアであれば、さほど大きな違いはないでしょう)が、合否に直接影響する大学というのはほとんどありません。また、影響する場合も、スコアそのものというより、受験者の力を推測するための材料の一つとして用いる場合がほとんどだろうと思います。