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桐蔭学園中等教育学校(2019年度より男女共学化)

神奈川県横浜市中学受験編入

自ら考え判断し行動できる力を育成する

桐蔭学園中学校・高等学校 学校訪問レポート

コロナ禍でのオンライン授業の様子

Question 本日はよろしくお願いいたします。2人とも現在中等教育学校2年生ですね。今年の1学期は新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休校を余儀なくされ、オンライン授業がメインだったと思います。まずそのお話を伺えればと思いますが、オンライン授業や課題提出などの印象を教えていただけますか。まず、H.Yさんからお願いします。

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H.Y 私は通常の授業に比べて、充実していたと思います。短縮された授業で時間割通りにやることが決まっていたので、要点などがすごく分かりやすく、授業内容がスムーズに理解できました。でも、通常授業だと終わってから、分からないところを友達に聞いたりして解決していましたが、オンラインの場合はそれができないのはデメリットだと思います。

Question なるほど、オンラインはコンパクトにまとまっていて分かりやすかったメリットもあったのですね。印象的だった授業や課題を具体的に教えてもらえますか?その授業や課題のやり取りは何を使って行いましたか?

H.Y ロイロノート・スクールというアプリなどを使用しました。私は家庭科の課題が面白かったです。家にある洋服を「お出かけ用」や「訪問着」などTPOにあわせてコーディネートした写真を撮って提出しました。家でしかできない課題だと思いました。

Question たしかに学校ではできない課題で面白いですね。ありがとうございます。 R.Tさんはオンライン授業を受けてみてどうでしたか?

R.T オンライン授業に慣れていないため、最初はちょっと困りました。でも、だんだん慣れてきて、オンライン授業もいいなと思いました。動画なので何回も見直すことができて、通常授業よりもノートが取りやすくてよかったです。

Question 覚えていたら、具体的に教えてください。

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R.T 体育が楽しかったです!お家で簡単にできるトレーニング動画が配信されたので、やっていたら家族もやりたいといってみんなでトレーニングをしました。

Question 家族みんなでやったなんて、楽しそうですね。わかりました。緊急事態宣言が解除されて、6月頃から分散登校が始まった学校がありましたが、桐蔭学園はいつ頃から登校が始まりましたか?

H.Y 6月から分散登校が始まりました。7月の後半から期末考査でしたので、7月の前半から通常登校に戻りました。

Question そうでしたか。久しぶりの学校はどうでしたか?

H.Y 友達と話をしたり、久しぶりの対面授業もとても新鮮で、ちょっとしたことでも何でも楽しかったです。

Question 楽しかったのが伝わりますね。R.Tさんも久しぶりの学校はどうでしたか?

R.T 約4か月も友達に会うことができなかったので、新入生になって初めて登校したような気持ちになって新鮮でした。4月に入った転入生にも会うことができたので、すごく楽しかったです。

Question わかりました。また臨時休校が起きないように、一日も早い新型コロナウイルスの終息を願います。ありがとうございました。

海外生活と中学受験について

Question では、続いては少し遡って海外生活のお話を聞いていきたいと思います。H.Yさんは小学1年生の時から3年ほどアメリカのニューヨーク州で生活していたと伺っていますが、アメリカで暮らすと聞いた時、どう思いましたか?

H.Y 海外に行くということがあまりよく分かっていなかったので、とりあえず家族みんなでお父さんについていく感じでした。

Question 小学1年生だと分からないですよね。実際にアメリカに行って暮らしてみて、日本とはここが違うな、などと思ったことはありますか?

H.Y アメリカに着いたばかりの空港でお母さんが手荷物を取ろうとした時に男性が手伝ってくれたことにびっくりしました。日本とは違うなと思いました。

Question 到着してすぐに違いを感じたのですね。たしかに海外は女性に優しいですよね。それではアメリカでの日常生活や学校生活で困ったことはありましたか?

H.Y はじめは、英語が話せなくてとても苦労しました。入学したインターナショナルスクールのクラスには日本人がいなかったので、相談相手がいなくて怖かったです。でも、周りの子たちがサポートしてくれて、その子たちの話していることを真似して話すようにしました。そうしたら、段々と会話ができるようになって、友達も増えていきました。

Question 周りの人たちの会話から学んでいったのですね。そうすると、日本語は自宅だけで使っていたのですか?

H.Y はい、特に塾などに通っていなかったので、日本語は家族と話す時だけでした。ただし、家族との会話の中にも英語が混ざっていき、どんどん日本語を忘れてしまい、帰国時には日本語の勉強に苦労しました。

Question 英語の方が使う頻度が高いと日本語は抜けてきてしまいますよね。H.Yさんはインターナショナルスクールに通っていたとおっしゃっていましたが、学校はどうでしたか?印象に残っているものなどありますか?インターナショナルスクールには日本にないイベントがあると聞いています。

H.Y たくさんイベントがありました。特に印象的だったのは、自分の出身国の衣装を着て、パレードをするイベントがありました。私は浴衣を着て歩きましたが、家族や友達が見に来てくれて楽しかった思い出です。

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Question  各国の衣装を着るイベントはありますが、パレードをするのは珍しいですね。色とりどりの衣装がありそうです。それでは、R.Tさんにもお話を聞きたいと思います。小学校入学前にアメリカへ行ったと思いますが、現地の学校はどうでしたか?現地校に入学したので、周りは皆英語で話していたと思います。

R.T はい、私は現地校に通っていました。クラスメイトとコミュニケーションを取るのがすごく難しかったです。トイレの場所やカフェテリアの場所、学校のことが全く分からないので大変でした。でも、学年に日本人がいたので安心しました。

Question 英語も学校のことも分からない状況で英語はどう習得していきましたか?

R.T 父に教えてもらったり、先生の話を聞いたり、友達と頑張って会話する中で身についていきました。

Question なるほど。アメリカの学校で4年ほど過ごして、日本に帰国して小学校に編入していると思いますが、アメリカの学校と日本の学校の違いで一番驚いたことはありますか?

R.T アメリカの校庭の広さに驚きました。日本の4倍くらいありましたね。サッカークラブに所属していたので、友達とよくサッカーをしていました。

Question 4倍!すごく広いですね。ボールを蹴っていても他の遊んでいる子たちに当たらなそうですね。アメリカで過ごした4年間の中でこれが一番楽しかったという思い出やエピソードはありますか?

R.T ハロウィンです。毎年ハロウィンを楽しみにしていました!日本の場合、「Trick or Treat」って行けるのは知り合いの家くらいですけど、アメリカだと全く知らない人のお家に行ってお菓子を貰うことができました。たくさん貰えてすごく楽しかったです。

Question 日本だと知らない人の家まで行くことはないですね。本格的でとても楽しそうです。では、続いて日本に帰国してからの中学受験について聞いていきたいと思います。いつ頃本帰国が決まりましたか?また本帰国を知った時の気持ちを覚えていたら、教えてください。

R.T 帰国の1年前に聞きました。家族から「来年帰国するよ。」と、突然言われて、ものすごく驚いた記憶があります。そこでの生活に慣れて友達もたくさんいたので、最初の1か月くらいはもやもやしていました。

Question 1年後と余裕をもって言われたとしても驚きますよね。では、続いてH.Yさんにお伺いします。進学・受験する学校を選んだポイントや受験を意識し始めた時期などを教えてください。

H.Y 小学5年生の時に塾に通い始めて受験を意識しました。6年生になってから本格的に勉強を始めました。学校を選ぶポイントは、帰国子女枠があることを前提に英語をしっかりと学び続けられるところを探しました。その中で桐蔭学園は兄が通っていることもあり、受験を意識した時から身近に感じていました。

Question お兄さんも桐蔭学園の生徒さんなのですね。

H.Y はい、兄は中学受験のために先に1人で帰国して桐蔭学園へ入学し、寮から通っていました。

R.T 私は小学4年生の時に受験を意識しました。帰国後は受験のために英語専用の塾に通いました。そこで学校に通いながら塾にも行く大変さを実感して、中学校は学校や部活との両立を考えて、塾に行かなくても英語を維持伸長できる学校に入学したいと思いました。

Question ありがとうございます。それでは具体的にいつ頃に進学先を絞り込み、何校くらい学校訪問をしましたか?

R.T 6年生の後期に学校を絞って、学校訪問は大体4校くらいしました。桐蔭学園は父の知り合いが卒業生だったので、その人から色々お話を聞きました。実際に学校訪問も行って、肌で学校の雰囲気を感じることができました。学園も広くて勉強できる環境が整っていると思いました。

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Question なるほど。情報収集や実際に学校へ訪問することで中学生になった自分がイメージができ、勉強にも熱が入りますよね。受験科目の勉強や面接・作文の対策はどのように行いましたか?

H.Y 帰国生のための英語専門塾に通い、英語はかなり力を入れてやりました。国語と算数は帰国生がいない受験勉強のための塾に通いました。各塾から出される課題を頑張りました。それから、算数は問題用紙が汚くならないように、綺麗に計算式を解いていくことも気を付けました。面接対策も塾で行いました。

R.T 私も英語専門の塾と国語・算数の塾と掛け持ちで通塾しました。分からない問題は3つ上の兄に質問して勉強を進めました。作文対策はひたすら過去問を解いたり、作文読解などの練習も行いました。

Question 2人とも塾を掛け持ちして頑張っていたのですね。英語と算数のお話がありましたが、帰国生入試では2科目受験で国・算または英・算のどちらかを選べることが多いですね。桐蔭学園 中等教育学校の入試でもどちらかを選択できますが、2人は英・算を受験されたということでしょうか。

H.Y はい、英・算です。

R.T 私も英・算の2科目です。

Question 桐蔭学園の試験問題はどうでしたか?難しかった、面白かったなど覚えていますか?

H.Y 問題数があまり多くなかったので、じっくり考えて解答できたことを覚えています。

Question ありがとうございます。よろしければ桐蔭学園へ入学を決めた理由を教えてください。

H.Y 学園全体がすごく広々としていて、楽しく充実した学校生活が送れると思ったからです。さらに、生徒数が多いので、友達がたくさんできそうだと感じたことも大きいです。また、兄が楽しそうに通っていた姿にも影響されましたね。兄はサッカー部に所属しているので、勉強と部活の両立に苦労していましたが、部活はとても楽しいとよく言っていました。私も中学では部活を頑張りたいと思ったので、この学校がいいと思いました。

Question お兄さんが楽しそうに通っている姿を間近で見ていると、自分の学校生活もイメージしやすいですもんね。R.Tさんはどうですか?

R.T 何といっても充実した環境というのが1番です。桐蔭学園には「グローバルラウンジ」という教室があるのですが、そこはアメリカの教室に雰囲気がちょっと似ていて、とても落ち着くことができ、学校で1番好きな場所です。また、英語の授業が帰国生は取り出し授業なので、塾に行かなくても英語力を向上できることがポイントになりました。

Question なるほど!グローバルラウンジについては次のパートで詳しくお聞かせください。では、海外生活と受験については以上にしましょう。

◆募集要項・入試問題等◆
募集要項・入試問題の他に学校案内パンフレットなどもご覧いただけます。詳細はこちらです。

桐蔭学園中等教育学校での学校生活

Question 続いて、桐蔭学園での学校生活について質問したいと思いますが、入学前に不安に思ったことはありましたか?

H.Y 友達ができるか不安でした。父の仕事の関係でアメリカに行く前も引越しが多く、新しい学校に馴染むまでの時間がつらいこともありました。

R.T 同じく友達ができるか不安でした。また、理科や社会の勉強を全くしていなかったので、一般生についていけるか心配していました。

Question その気持ち、とてもわかります。中学校入学前には誰しも不安になりますね。入学後、その不安は解消されましたか?

H.Y R.T はい!

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Question よかったです!楽しく通えているのですね。何か親睦が深まったイベントなどはありましたか?

H.Y 入学してすぐの遠足でキャンプ場へ行きました。バスの車内でたくさん話をしたり、みんなで協力してカレーを作りました。みんなと仲良くなった楽しいイベントでした。

R.T 私の場合、入学してすぐにあった運動会です。みんなで一致団結して他のクラスと競うことで色んな人と関わり合えて、クラスの団結力が高まりました。

Question 学校のお気に入りポイントなどはありますか?

H.Y 友達と先生が「お気に入り」です。友達はもちろん先生も話しやすい方ばかりで教室にみんなで集まって色んなお話をします。人と関わるのが楽しいです。

Question 良い人間関係が築けているのですね。R.Tさんは先ほどグローバルラウンジが1番お気に入りと言っていましたが、どこが気に入っていますか?グローバルラウンジについて詳しく教えてください。

R.T 先ほど話した通り、アメリカの現地校の雰囲気に似ていて、開放感があって好きです。教室のドアが全部ガラスだったり、テレビやボードゲームがあったりしてオープンな感じです。グローバルラウンジに行ったら誰かしら友達がいるので、そこで過ごす時間はとても楽しいです!毎日のように行きました。1年生の頃はグローバルラウンジのラウンジスタッフをやっていました。ラウンジスタッフはイベントの企画を行います。私が携わった企画で印象的だったのは、「世界遺産」について調べて展示を行ったことです。グローバルラウンジに訪問してきた同級生や上級生にポスターなどの展示品を見せながら、世界遺産の説明をし、クイズも出題します。正解者にはお菓子をプレゼントしました。自分で世界遺産を調べて説明できるようにするのは大変ですけど、面白かったです。

◆グローバルラウンジ◆
グローバルラウンジとは、英語を使ってネイティブの先生や友人たちとコミュニケーションを取ることができるスタイリッシュな空間です。生徒たちは気軽に立ち寄り、英語を通じて楽しい体験をすることが可能です。英語を使ってスキルを向上させることはもちろん、世界中の人々とつながり、理解を深めることができる場になります。詳細はこちらです。

Question グローバルといえば、3年次に全員参加の海外語学研修があるそうですが、楽しみですか?

R.T はい!久しぶりに海外へ行けるので、とても楽しみです。3年生の春休みにフィリピンのクラークへ2週間行き、語学学校のドミトリーで生活しながら英語の学習をはじめ、海外文化に触れることができます。日々学んでいる英語を活かしたいです。

Question 楽しみなイベントが待っているのですね。コロナが収まって行けることを願っています。それでは次に学習面のお話を伺います。桐蔭学園の授業はどうですか?好きな授業などあれば教えてください。

H.Y 英語が1番好きです。英語の授業は「帰国生クラス」という取り出し授業を受けています。週6回の授業は全てネイティブの先生が担当してくれています。授業内容も黙々と問題を解くのではなく、ペアワークやグループワークなどで意見を共有しながら進めます。帰国生のみんなと英語で会話ができるのですごく楽しいです。

Question 教科書をなぞるだけの授業でなく、アクティブラーニング型の授業ですね。桐蔭学園の理事長はアクティブラーニング研究の第一人者の溝上慎一先生ですので、各授業で必ずアクティブラーニング型が取り入れられていると聞いています。他にも「ふり返りシート」や「まなボード」というツールがあるようだけど、授業ではどのように使っていますか?R.Tさん教えてください。

R.T 「まなボード」はグループワークで使用します。4人くらいのグループで話し合って、そのボードに自分たちの意見をまとめて書きます。それを黒板に貼って各班で発表します。

◆アクティブラーニング研究の第一人者である溝上先生から◆
溝上教授は2015年4月からの桐蔭学園の教育顧問を経て、2018年10月にトランジションセンター所長に就任し、2019年4月からは学園の理事長としてアクティブラーニング型授業をはじめとする日本の教育改革をリードしています。詳細はこちらです。

◆桐蔭学園のアクティブラーニング型授業とは◆
知識基盤社会に対応するためには、知識・技能のみならず思考力・判断力・表現力、そして主体性・多様性・協働性という学力の三要素と、自分を客観的に観察する力をバランス良く伸ばしていく必要があります。詳細はこちらです。

Question わかりました。様々なツールを使って学びを深めているのですね。2人とも苦手な授業などはありますか?

H.Y 数学が苦手です。ちょっと内容が難しいです。習熟度別なので、クラスをキープできるようにテスト前は先生や友達に聞いたりして勉強しています。

R.T 苦手な科目は地理です。1年生の時は歴史が苦手だったのですが、「その時何が起こったのだろう?」と考えるとだんだん勉強が楽しくなって好きになりました。一方、地理は地形などを理解する楽しさがまだよく分からなくて…。

Question なるほど。苦手科目を勉強するにあたり特に頑張ったことはありますか?また学校の先生から何かサポートはありましたか?

H.Y 授業中に分からなくて悩んでいると、先生がそばにきて教えてくれます。授業中に自ら手を挙げて質問しなくても、先生が丁寧に1人1人の進捗を見てくれていて、とても有難いです。

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R.T 質問しやすい環境が整っています。先生は気軽に質問していいよってよく言ってくれます。でも、授業中に手を挙げるのは少し恥ずかしいので終わった後に先生に聞きにいっても優しく対応してくれるのでサポートが整っていると実感しています。

Question 1人1人へ丁寧に指導していただいているのですね。これからも引き続き頑張ってください。桐蔭学園では1年次から5年次に週に1回「未来への扉」という科目名の探究の授業があると聞いています。どんな授業でしょうか?

H.Y 「みらとび」ですね。「みらとび」はあるテーマの調査を自分で行い、考えをまとめて、発表を行います。自分で考えることが多く、通常授業では学べないことを身につけられます。

Question なるほど。R.Tさん、「みらとび」の授業を受けてみてどうですか?

R.T 「みらとび」は正解がないので、気軽に友達と意見交換ができるのが良いと思います。また「みらとび」で扱うテーマは地球温暖化などの今後の課題や問題点が多いです。自分たちが気になるテーマや知らない問題点などを知るきっかけになるので、とても充実した授業です。3年生になったら「模擬国連」を学年全体で1年かけて行うそうです。ある国の大使になってその国について深く探究したり、他の国との関わり合いで新たに生まれる課題などを通して、様々なことを学べると聞いています。今から楽しみです。

Question なるほど。これからも盛りだくさんの授業ですね。面白そうです!

◆探究「未来への扉」◆
新しく生まれてくる情報や技術が行動の基盤として更新され続けるこれからの時代は、これまで人類が経験したことのないスピードで変化が起こり続けます。そんな社会では、自分で情報を整理し、体系立てて知識を組み、世界を分析して問いを立て、それを衆知の力で解決することが求められます。この基盤となる力を作るのが「探究」です。詳細はこちらです。

◆15歳のグローバルチャレンジ◆
3年次の探究の授業では、全生徒が「15歳のグローバルチャレンジ」に取り組みます。この授業では1・2年次に学んだ知識やスキルを生かしてグローバルな課題の解決にチャレンジします。詳細はこちらです。

今後の展望・目標、海外に住んでいる後輩たちへ

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Question では、最後に今後の展望・目標などを聞いていきたいと思います。今、2年生であと4年半ほど桐蔭学園で過ごすことになりますが、頑張りたいこと・目標にしていることなどはありますか?

H.Y 勉強を頑張りながら、友達との学校生活を楽しみたいと思っています。大人になると、友達と盛り上がったり楽しんだりすることは少なくなるのかなと思ったので、生徒のうちにしかできないことをたくさんやりたいです。

Question なるほど。具体的に何かしたいと思っていることはありますか?

H.Y 今やりたいと思っているのは、部活のメンバーみんなで貯金して普段では食べられないようなものをみんなで食べに行こう!と計画をしています。

Question (笑)。可愛らしい計画ですね。引き続き勉強も頑張りつつ、友達と楽しい思い出を作ってくださいね。R.Tさんは何か目標にしていることはありますか?

R.T 私はプログラミングを頑張りたいです!ゲームが大好きなので、「このゲームはどうやってできているのだろう?」と考えると、奥が深くて自分でも作ってみたいと思って、学校から紹介されたプログラミング教室に夏休み中参加しました。将来は習ったことを活かせるIT関係の仕事に就きたいと思っています。

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Question プログラミングは今かなり注目されていますね。スクールにも通っているなんてすごいです。頑張って自作ゲームを完成させてくださいね!最後に海外に住んでいる後輩たちにアドバイスをお願いしたいと思います。H.Yさん、お願いいたします。

H.Y 帰国しても電話やメールが気軽にできると思うので、海外で出会った友達を大事にしてほしいです。私は当時の友達との連絡交換があまりできていないのですが、新たに日本で海外の友達を作るのはとても難しいと思います。日本に帰ってきても連絡を取り合えば、色んな文化や考え方、価値観を共有でき、自分のためにもなると思います。

R.T 日本と海外では環境が異なり、戸惑うこともありますが、それぞれ違った良さもあると感じています。最初は慣れないかもしれませんが、だんだんと慣れて日本での生活も楽しくなってきますよ。心配しないで、海外生活も帰国後の生活も楽しんでください!

Question 貴重なアドバイスありがとうございます。安心して帰国して2人のように日本の生活を楽しめるようになってほしいですね。本日は長時間ありがとうございました!

◆桐蔭学園のキャリア教育◆
桐蔭学園のキャリア教育は、普段のホームルームから自分の考えや夢を言葉にして相手に伝えることを指導し「成長し続ける自分との出会い」を提供します。日ごろから誰かに自分の考えを伝えるとともに友人の考えや夢を聞く中で、今の自分がつかめてくると同時に、将来目指すところが明らかになってきます。詳細はこちらです。

◆6年間の流れ◆
桐蔭学園中等教育学校は完全6年一貫の学校です。生徒一人ひとりに合わせて、ゆっくりとその成長を見守っていきます。豊かな自然と信頼できる仲間に囲まれ、生徒たちはのびのびと過ごし、やがて成長した鳳(おおとり)となって社会へと飛び立っていきます。詳細はこちらです。

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今回は新型コロナの影響でオンラインでの取材でした。