ホーム > Close Up! 学校訪問レポート > 茗溪学園中学校高等学校

茗溪学園中学校高等学校

茨城県つくば市中学受験高校受験編入海外入試

帰国生受入校としての経験とノウハウがここにある。 “STUDY SKILLS”を身につけ、世界に飛び出そう!

取材の様子

茗溪学園の雰囲気

帰国生支援/英語の授業

個人課題研究ー17歳の卒論ー

海外での生活/受験校の選択について

Question それではまず、海外滞在中のことを振り返っていきましょうか。A.Nさんは2003年から2008年までアメリカのテキサス州にいたのですよね。結構前のことですが、当時の学校生活(現地校)で思い出話があればぜひ教えてください。

A.N 私はARPというのが好きでした。本を読んだ後に、パソコンでその本の内容に関するクイズに答えると点数が付くのです。簡単な本は5点ぐらいですが、難しい本になってくると高得点を獲得できます。

M.T 私もアメリカでやりました。

A.N 私はそのクイズで点をためることに本当に執着していて(笑)、たくさん本を読みました。

Question ゲーム感覚ですね(笑)。勉強で困ったことはありましたか?

A.N 土曜日に日本語補習校へ通っていましたが、そこの宿題が1週間分まとめてドンと出るんです。現地校の宿題と両立するのがとても大変でした。

茗溪学園中学校高等学校

Question 補習校の宿題ですが、小学校低学年、中学年でも結構出たのですか?

A.N 漢字は日本の学校と同じペースでやります。ですから、1週間に結構たくさん覚えないといけません。

Question それは、どのように克服しましたか?

A.N 親の協力が大きかったと思います。計画を立てて一緒にやっていました。

Question ありがとうございます。それではM.Tさんの思い出も教えてください。M.Tさんは2007年~2012年までアメリカのカリフォルニア州ですね。学校ではなく現地の生活習慣などで驚いたことはありましたか?

M.T 個人的なことでもいいですか。私が今ダンスをやっているのはアメリカでの生活が大きく影響しています。カリフォルニアにはショッピングモールがたくさんあるのですが、だいたいダンススタジオが入っています。色々なジャンルがあって本格的です。日本にはそうそうないですよね。またパーティーも日本では絶対ないと思います。私は小6まで現地にいたので、アメリカでは中学生扱いなんです。そうすると、現地の友達から呼ばれて土日は家でパーティーです。裕福な家庭も多かったので、プールパーティーなど毎週のようにしていたと思います。

Question 映画の世界ですね(笑)。勉強面はどうでしたか?困ったことはなかったですか?

M.T  たくさんありました!小2の時、英語が全くしゃべれない状態でアメリカに行きました。ですので、週に2、3回家庭教師に英語を教えてもらいましたが、幼稚園生レベルの英語から学びました。フォニックスですね。基礎の基礎から勉強しました。また、漢字も全然できませんでした。補習校に通っていましたが、できなくても厳しく言われなかったので全く身に付きませんでした。そこで、補習校をやめて日本語塾に通ったのですが、そこもお菓子が出てくるようなところで怠けてしまいました。

Question 時間がゆっくり流れている西海岸のイメージですね(笑)。でも英語の習得には苦労したでしょう。周りの友達が話していることや授業の内容が分かるまでにどれくらいかかりましたか?

M.T 1年ですね。毎日泣いていました。何もわからないから取りあえず泣くしかなくて。また、家族全員英語は不得意だったので、家族もサポートできない状態。自分でやるしかない、そんな状況でした。

Question でもその状況を乗り越えた!素晴らしいです!貴重な財産ですね。それでは話を変えましょう。A.Nさん、受験校選択について聞かせてください。受験を意識し始めたのは日本に戻ってからですか?

A.N はい。小学校5年生の頃です。

Question なぜ私立受験をしようと思ったか覚えていますか?

A.N このあたりの高校受験が結構大変と聞いていまして。勉強ができないと、通学する学校がかなり田舎になってしまうんです。それなら中学受験で頑張ろうと思いました。茗溪学園は英語教育にも力を入れているのでこの学校しかないと考えました。

Question 自宅から学校までは近いのですか?

A.N はい。自転車で15分です。

Question 英語教育に関して教えてください。茗溪学園のどのような教育に惹かれましたか?

A.N アメリカでの生活が楽しかったので、帰ってきた時からもう1回海外に行きたいと思っていました。茗溪学園は、留学プログラムが充実しているし、海外から日本に来る留学生のサポートもしっかりしているのでこの学校が良いなと思いました。

Question A.Nさんは留学から帰ってきたばかりですよね。いつ戻ってきたのですか?

A.N 5月29日に帰国しました。イギリスのウェールズに最初行って、その後アイルランドのコークに行きました。9ヶ月間海外にいました。

Question 帰国したばかりですね。現地での生活はどうでしたか?

A.N この学校と違って本当にのんびりしていました。茗溪は忙しいんですよね(笑)。宿題、課題、部活、遊びと盛りだくさんです。学校から帰ってもやることがたくさんあるのですが、イギリスに行ったら何をしたら良いかわからないぐらいで。ゆったりと時が流れていました。

Question 勉強はどうでしたか?

A.N 音楽の授業が少し困りました。ヨーロッパなので作曲の宿題などが普通に出まして。作曲などしたことがなかったので、先生に教わりました。

Question 日本ではないでしょうね。友達はすぐにできましたか?

A.N 割とすぐにできました。イギリスで通った学校は留学生をあんまり受け入れていなかったので、日本から来た人はとても少なかったんです。ヨーロッパの人が多い中で日本人の私は目立っていたのだと思います。自然に寄ってきてくれる感じで、興味を持ってくれました。

Question それはA.Nさんの積極性と人柄でしょう。9か月間海外で暮らして、今後に活かせそうなことはありましたか?

A.N そうですね。ホストファミリーのブラザーがダウン症だったのですが、その子のおかげで視野は広がったと思います。最初はどんな子か心配だったのですが、とても良い子でかわいくて。

Question 後輩達にも留学はお勧めですかね。

A.N お勧めです。

Question ありがとうございます。話を戻しましょう。受験校を決定するにあたり、学校訪問はしましたか?

A.N はい、茗溪学園のみですが、帰国生向けのオリエンテーションに何度か参加したり、文化祭にも行きました。

Question なぜ他の学校は訪問しなかったのですか?

A.N 家から近いし、近いところに理想の学校があるならそこを目指そうと思いました。

Question 茗溪学園に訪問した時、どんなところをチェックしましたか?

A.N 先輩の雰囲気を観察していました。どんな人がいるかなと思いまして。

Question 観察ですね(笑)。観察結果はどうでしたか?

A.N とても明るい人が多くて好印象でした。

M.T そうすると私たちも見られているということだよね(笑)。

茗溪学園中学校高等学校

Question そういうことですね。では長らくお待たせしましたM.Tさん、受験校選択について聞かせてください。受験を意識したのはいつ頃ですか?

M.T  小学校6年生の頃です。

Question なぜ受験を考えたか覚えていますか?

M.T 日本の一つ上の幼なじみからの刺激ですね。(私のことを)「アメリカに行って帰国子女だから、良い学校に入るよ。きっと茗溪学園だよ。」とその子のお母さんが私の幼なじみに言ったようで、そうしたらその子が「私も同じ学校に行く。」と言って、自分で塾を探してしっかり勉強して茗溪学園に入ったんです。それを聞いて、私も頑張らないとまずいと思いました(笑)。その後私も茗溪学園のことをしっかり調べました。帰国子女のための英語のクラスがあったり、受け入れ体制が充実しているなと思い受験を決めました。

Question 友人からの刺激、良い話ですね。それでは少し難しい質問をさせてください。これから受験校を決めようと思っている小学6年生もそれなりにいると思います。M.Tさんと異なり受験する学校に迷っているとしたら、どうするのが良いと思いますか?何かアドバイスはありますか?

M.T 普通の学校に入ると、英語をしゃべれる子が入ってくると珍しいじゃないですか。そうすると英語を話すといじめにあう場合もあるかもしれません。また、せっかく話せるようになった英語のレベルは維持すべきだと思いますので、帰国子女の受け入れ体制がしっかりしている学校を選んだ方が良いと思います。

Question ありがとうございます。残念なことだけど、英語の発音をわざと日本式に変えて話す帰国子女がいることを知っています。茗溪学園は気にせずに英語を話せる雰囲気があるのですか?

M.T はい。英語を話すと喜んでくれます。もっとしゃべって、もっとしゃべってという雰囲気です。

A.N 帰国生が多いので普通のことなんです。多分私たち2人が英語で話していても、皆素通りすると思います。

M.T 日常会話に英語が混ざるのは普通なので、皆聞き慣れている感じです。留学生も多いですし。

A.N 実は私、アメリカから帰ってきて普通の公立の小学校に入ったので、さっきおっしゃったようにカタカナ英語に直していました。でも、自然と英語が出てきてしまう時があり、それも完全になくそうと思って、無理やり日本語にしていました。この学校だったらそんなことしなくても大丈夫だと思います。

M.T 私の場合、茗溪学園に入った中1の時はほとんど英語で話していたと思います。

Question 帰国生にとって過ごしやすい学校ですね。わかりました。ありがとうございます。

受験勉強について

Question ではもう少し受験のことを聞きましょう。A.Nさんは日本に戻ってきてしばらくたってから一般受験だったわけですよね。受験勉強で一番大変だったことは何でしょうか?

A.N 算数が大変でした。

茗溪学園中学校高等学校

Question どのように勉強しましたか?

A.N 夏休みに1回塾に行きました。ただ、お父さんに教わるのとあまり変わらないなと思って、その後はお父さんに教わっていました。毎週けんかしながらですが。強いて言えばそれが大変でしたね(笑)。

Question 良いコミュニケーションでしたね(笑)。それではM.Tさんにお聞きします。M.Tさんは帰国枠受験でしたか?受験科目は何でしたか?

M.T はい。国語、算数、英語、面接でした。私だけと親と一緒の同伴面接の計2回ありました。

Question 今だと現地校、インター校生向けに英語エッセイと面接という受験がありますよね。当時はなかったのですね?

M.T そうですね。

茗溪学園中学校高等学校

Question そうすると、国語と算数の準備は大変でしたか?

M.T そうですね。算数はある程度大丈夫でしたが、国語が本当に悲惨な状況で。漢字も書けないし読めないので、文章がほとんど読めないんです。意味もわからず「予想」で読んで問題を解いていたのでおそらく点数は取れていないです。算数は世界共通なので、問題を見ればだいたいわかったんですけど、算数にも文章問題がありますよね。何々が三つのように。その何々が読めなかったり。だからこれが読めればなという問題はありました。英語は大丈夫でしたが。

Question それでは面接試験のことも教えてください。茗溪学園の面接試験は一筋縄ではいかないと聞いています。困ったことはありましたか?

M.T 面接官は、日本人の先生2人と外国人の先生1人でしたが、最初は日本語による面接だったんです。ただ、途中から英語が混ざってきて、英語脳と日本語脳の切り替えに苦労しました。

Question それは大変そうですね。その他面接に関して後輩達にアドバイスがあれば教えてください。

M.T 自分をちゃんと出せば良いと思います。失礼にあたらない程度に地を出せば(笑)。

茗溪学園の入学試験制度
海外在留期間に在籍した学校が現地校・インターナショナルスクールである場合、筆記試験は英語のみの受験もできます。また、上海・香港・シンガポール・バンコク・シカゴ・ロンドンで11月中旬~下旬に実施する現地入試もあります。
詳細はこちらから。

創立以来の帰国生受け入れ校―茗溪学園の特徴

茗溪学園中学校高等学校

Question では学校のことを聞いていきたいと思います。この学校は40年、開校してから一貫して帰国生を積極的に受け入れている学校なんですよね。最近は編入試験も年8回程度実施してくれていて、急な帰国が決まった方にはとても助かる制度だと思います。それではA.Nさん、HPでは中々伝わらない部分もあると思いますので、この学校の雰囲気を改めて教えてください。

A.N 皆、とても明るくてやる気がありますね。ご近所の方からは「茗溪は堅いんでしょ。」

と言われますが、全然そんなことはないです。

Question イメージと違うのですね。そして、さきほど話してくれましたが忙しい学校なのかな?

A.N 忙しいです!

Question どう忙しいんですか?

A.N 行事がたくさんあります。行事があってテストがあって、日々忙しいです。

Question ありがとうございます。M.Tさん、何か補足はありますか?

M.T 私もこの学校の雰囲気がとても好きです。皆明るくおおらかで優しくて、ぐれている人がいないです。そして、生徒主体の学校なので、先生方がサポートに回ってくれます。

Question やる気を大事にしてくれるのかな?

M.T そうなんです。やる気があれば前に前に進める感じです。

Question 留学生などとの交流についても教えてください。

M.T 最近まで高校2年に南アフリカ人とフランス人がいましたね。

A.N 来月(7月)、イギリスの高校生が30人ぐらい来ます。帰国生のクラスに入っている人たちがバディになって一緒に授業に出たりします。

M.T 結構こういう活動は多いです。

茗溪学園中学校高等学校

Question ありがとうございます。次に、帰国生支援室について聞きたいのですが、M.Tさんが入学した時からありましたか?

M.T 名前は違いましたがサポートがありました。日本語ができなかったので、学校から割と強制的に(笑)。帰国生英語クラスが週6、7回ありましたが、そのうち2回は日本語の補習に回らないといけなくて。また、土曜日の放課後ですね。土曜日の授業は午前中だけのため、放課後1時間半ぐらいの日本語の補習がありました。国語の授業や漢字の復習ですね。

Question そういうサポートはありがたいですよね。日本語が少し苦手な子でも入った後何とかなりそうですか?

M.T なります。自分が何とかなっているので、大丈夫です。

帰国生支援室
茗溪学園の帰国生の受け入れの歴史は古く、毎年世界中の国々から帰国した生徒が入学しています。帰国生が在留中に見て聞いて感じたことは、かけがえのない宝であり、彼らの一部となっています。彼らの個性が十分に生かされ、より充実した学校生活を送ることを目的とし、茗溪学園では帰国生支援室を設けています。
詳細はこちらから。

Question 英語の授業について聞きましょう。A.Nさん、英語の授業は満足していますか?

A.N 帰国生の英語クラスですよね、本当に雰囲気が良いです。居心地が良くて、先生も素晴らしいし楽しいです。

M.T 男女問わず本当に仲が良いです。文化祭の後、わざわざ帰国子女だけで集まって全員で写真撮ったりしています。

英語特別クラス
[中学]
英語圏からの帰国生など、一定レベル以上の英語力を保持している生徒は、選抜試験を実施の上、週6時間の全ての英語の授業を特別クラスで受けることができます。授業は、アメリカの中学校で使用しているテキストを使ったネイティブ教員による授業、基本的文法知識を日本語で確認しながら、それぞれの弱点を補強する授業(週1時間)などがあります。各授業を通じて、帰国生の英語力維持と更なる実力の伸長を目指していきます。

[高校]
帰国生に限らず、一定レベル以上の英語力を保持している生徒は、選抜試験を実施の上、週6時間の英語の授業のうち、4時間を「特別クラス」で受けることができます。このクラスは、TOEFLやTOEICの高得点獲得、英検1級の取得等を目標に英語運用能力においてトップレベルの力の養成を行います。授業は全て外国人教員が担当し、海外の大学への進学も視野に入れた、ハイレベルの英語力を身につけさせていきます。SATやAPのテストセンターにもなっているので校内で受験可能です。
詳細はこちらから。

Question それは良かったですね。帰国生以外の男子の雰囲気などはどうですか?

M.T 男子は男子で盛り上がっている時が多いです。機械系が強い人たちはその人たちで集まってそういう話でとても盛り上がっていたりもするし、ラグビー部でただふざけているうるさい人たちもいるし(笑)。

A.N 合唱をする機会が多いんですけど、男子の声が小さいとかも全然なくて。むしろ女子が聞こえない時があるぐらいです。

Question 女子だけではなくて男子も元気な学校は良いですね。では話を変えましょう。希望者には週1回放課後無料で第2外国語を学ぶことができる語学サービスもあるそうですね。筑波大への留学生などによる授業と聞いています。お二人は活用されていますか?

A.N ドイツ語の講座に2人で行ったことがあるんですけど。忙しくなってしまい結局2回しか行けませんでした。

M.T しかも行ったのが初回ではなくて。基礎が終わっている段階の回だったので内容がわからなかったです(笑)。

A.N 挨拶などは皆できていました。しっかり続けている友達がいますが、この講座はとても良いと言っています。

Question のめり込んでいる人はいるのですね。わかりました、ありがとうございます。部活についても聞きましょう。この学校は文武両道を推奨していますよね。クラブ活動がさかんで、運動部、文化部ともに優秀な成績を収めています。クラブ活動は行っていますか?

A.N 私は吹奏楽部です。中1の時、クラスの友達に誘われて見学に行き入部しました。楽譜が読めなかったのですが。

Question 週何回ぐらい活動していますか?

A.N 練習は基本的に毎日ですね。定期演奏会が近くなると、日曜日も練習したりします。

Question 東京の学校の場合、クラブ活動は週2、3回程度のみという学校もあります。

M.T そうなんですね。私はダンス部ですが、私も吹奏楽部同様ほぼ毎日です。

Question ほとんどの子が何かクラブ活動をしているのですか?

A.N はい、そうです。

クラブ活動
全国的に有名なラグビー部などを初め、クラブ活動が盛んです。ラグビー部は専用のHPもあります。
近年の主な活動状況はこちらから。

Question 部活動以外に気になるのが「心身の鍛錬」ですね。男子はラグビー、女子は剣道が校技として位置づけられているそうですね。これも他の学校にはない特徴だと思います。体育の授業内で行っているのですか?

A.N はい、週1回。

Question クラス対抗の校技大会もあるそうで。盛り上がりますか?

M.T はい。剣道部の子にあたると大変です。打たれないよう必死です(笑)。

Question  高校1年生では、4km皆泳臨海訓練という行事もあるのですよね。結構ハードな行事ですね。どうでしたか?

A.N とても楽しかったです!プールの時間にタイムを測定して三つぐらいのグループに分けられるんです。A隊、B隊、C隊と。その隊ごとに泳ぐんです、隊列を組んで。泳ぎというより、皆で泊まったのが楽しかったかな(笑)。

Question アメリカの現地校だとまずこういう活動はないですものね。部活動もないので、学校が終わったら帰る。この学校に入ると、部活や行事と忙しいけど皆で一緒にやるものが多いのですね。

M.T  それが楽しいんです。

心身の鍛錬
体力、忍耐力、精神力を養う茗溪学園ならではの行事です。
詳細はこちらから。

茗溪学園の寮
今回取材させていただいた生徒さんは自宅からの通学生ですが、茗溪学園には寮があります。茗溪学園の寮では、ハウスマスターと呼ばれる教職員が家族とともにハウスマスター室に住み、生活指導や健康管理など、あらゆる面できめ細かな助言と指導にあたります。
詳細はこちらから。

行事を通じた国際理解教育、17才の卒論など

茗溪学園中学校高等学校

Question この学校は教科横断的な様々な取り組みを行っていますよね。JICAの研修員をゲストに招いての「クロスカルチュラルトーク」というイベントが中学3年生であると聞いたのですが。

A.N 授業内で日本文化などを紹介する文を書いて、それを聞いてもらったり。放課後にはティーパーティーがあって、お話したり剣道を見せたり。パーティーは中3に限らず、誰でも参加できるのですが。

Question 楽しそうですね。また、中3では日本のことをしっかり学ぶということで広島・京都研修旅行もあるそうですね。そしてこれからですか。約1週間のオーストラリア研修旅行は?

M.T はい、そうです。私は研修旅行委員のため、いろいろ準備しています。例年行き先が三つぐらいに分かれていたのですが、自分たちの学年はシドニーに全員で行けることになりました。自分の将来の夢や5年生(高校2年生)で行なう個人課題研究のテーマに合った班編制をして、その班単位でシドニーを回る予定です。ファームステイもしますね。また、現地の学校を訪問したいテーマ班は旅程に組み込んだりしています。研修旅行は茗溪の中で一大イベントですね。

Question 研修旅行委員が中心になってスケジュールを決めるのですか?

M.T 班ごとですね。班ごとに話し合ってアポイントを取ったりします。研修旅行委員は皆をまとめる役であり、それぞれの班を支える役割です。

Question 楽しみですね。今話のあった個人課題研究―17歳の卒論―について教えてください。高校2年生の1年間、興味を持った課題 (テーマ)を独自に準備し、調査・研究を行っているそうですね。テーマと進捗状況を教えてください。

A.N 私のテーマは日本のイメージ向上のためのPR方法を考えるということです。留学していた時、日本から来ましたって言うと、日本のことを知らない人は「日本は中国のどこ?」といった感じでした。正しいイメージをどうやったら持ってもらえるか考えていきたいと思っています。

Question 高校2年の終わりまでに完成させるのですよね。先生も手伝ってくれるのですか?

A.N はい。指導教官が一人一人について、その先生と一緒に進めていきます。

茗溪学園中学校高等学校

Question M.Tさんはどうですか?

M.T テーマは、グローバル人材の育成方法ですかね。もともとは東京オリンピックに向けての人材育成を考えていたのですが、それを進めていくうちにグローバル人材にたどり着きました。アメリカに住んでいた経験からこうした方が良いというのをまとめられると思っています。

Question どうした方が良いのですか?

M.T まず英語は受験英語だけではだめで、もっと異文化交流を促進したり、リスニング、スピーキングの能力を上げる必要があると思います。東京オリンピックに関しては、街の道路標識を変えたり、街中に英語を話せる人をもっと増やさないとだめではないかと。

Question おっしゃる通りですね。たいていの日本人はわからなくてもイエスって言ってしまうからね。笑いながら。わかりました。ありがとうございます。ところでお二人は文系ですよね。

A.N はい。ただ、この学校はリケジョが多いです。

Question やはりそうですか。スーパーサイエンスハイスクールの指定校らしいです。

スーパーサイエンスハイスクール
茗溪学園は、2011年春にSSH(スーパーサイエンススクール)の指定校になり、2011年から5年間をかけて、科学技術にまつわるさまざまなイベントやカリキュラムを実施しています。
詳細はこちらから。

将来の夢

茗溪学園中学校高等学校

Question それでは将来のことを最後に聞きましょう。将来の夢、大学進学など、今考えていることを教えてください。

A.N 留学で1年間抜けて、元の学年に戻ってきたため勉強がちょっと追いついていないんです。今の状況でこんなことを言うのは恥ずかしいんですけど、国際公務員になりたいです。最終的には国連などで活動できるような人になりたいなって思っています。

M.T 私も言える立場ではないのですが、夢だけは大きいです。文部科学省に入って英語教育を変えたり。もしくは教科書開発などを行っている会社に入り、日本の教育面をサポートしていくなど夢は大きいです。また、外国人観光客に、日本にまた来たいと思わせるような仕事があればやってみたいと思っています。

茗溪学園中学校高等学校

Question M.Tさんには、日本の英語教育をこうすればもっと良くなるというイメージがあるのですね。

M.T 私はスタンフォード大学主催のStanford e-Japanというプログラムに参加しています。全国から選ばれた25人の高校生がネットを使って一斉に授業するのですが、アメリカから見た第二次世界大戦など、様々な視点から物事を考えられる授業で、こういう授業がためになると思っています。

Question 深いですね。ありがとうございます。まだまだお話を聞きたいところですが、時間になりましたのでこれにて終了としましょう。

補足

■中学校グローバルコース
2015年度中学1年生より、「グローバルコース」を開設致しました。
グローバルコースは、高い英語力を維持発展させることを希望する者、または高等学校での国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP)に関心があり、そのDP取得に意欲のある者を対象としています。
詳細はこちらから。

■国際バカロレア(IB)カリキュラム
現在「国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)」候補校。2017年度の認定取得に向け、順調に準備進行中。
詳細はこちらから。