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酒井の現代文ミラクルアイランド (評論篇)

酒井 敏行

情況出版
¥ 1,365
平均評価:
購入者の感想
緋村心太さんの感想
「合ぉ格っっ!」(2007-08-22)
代々木ゼミナールで早大現代文を担当されている酒井氏の著書。

この先生の教え方のメインは「わける」と「つなぐ」というものです。

評論文は、何らかの形で対比(例えばAとB)されていることが多く、
このAとBを分類することを「わける」
同じもの(A同士、あるいはB同士)を「つなぐ」
ことによって、文の構造や文の流れ(脈略)を把握することができるということです。

また、主語や接続詞や副詞などの基本的な文法事項にも忠実であり
論理的な考え方も大事にしているので、テクニック系ではなく
正統派といえるでしょう。
早稲田の現代文で有名な先生ですが、私大型なら
早大以外の受験生も十分に役立つと思います。

ただ、この先生の教え方は、文の「横の流れ」については詳しいのですが、
「縦の流れ」(例えば段落ごとのテーマ)についてはあまり詳しくありませんので
その辺りを強化して欲しいところです。
それに、評論文でも「わける」と「つなぐ」だけでは対応できない
文章が出てくるのも否定のできない事実です。
また、早大受験生のバイブル的な感じで受止められていますが、
正直なところ、早大法学部の極めて抽象性が高い難解な文章には
対応しきれない気がします。特にここの国語の特徴は何といっても
記述問題であり、これができるかどうかが、国語においては合否の
分かれ目と言っても過言ではありません。
この参考書はマーク式の問題がほとんどですので、やや不安の残る所です。

とはいえど、良書であることは間違いないので、この本をマスター
したら、どんどん問題演習をこなして対応できる幅を増やしましょう。



それにしても酒井先生の髪型って不思議ですよね。
中はどうなっているんでしょう・・・?
D1GP最高さんの感想
偏差値29からでも・・(2007-03-15)
で紹介のあった本で購入。

ちょっと難しい気がするが、分けるつなぐ技術は斬新。
ただ左翼的な思想が頻繁に出てくるのはどうか・・と思う。
ポテト酋長さんの感想
あらら、びっくり(2005-11-20)
高校の時、特に評論文を題材にした授業を受けていた時、先生が
「じゃ、ここはこーなるからねー」
というようにすらすらと黒板に板書をするのですが、
私はどうしてそのように読み解けていくのかがわかりませんでした。
この本に出会ってから、謎が解けました。
私なりのこの本の解釈ですが、
評論を執筆する側から評論のプロセスを追っていっている、
そんな本ではなかろうかと思います。
今まで評論文を受け身の立場で読んでいたのが、
評論文の組み立て方を理解してからというものの、
能動的に且つ国語の先生と同じように読解ができるようになりました。
また、センター国語現代文について執筆もされており、
そちらと一緒に勉強をするとなかなか力がつくと思います。
プリンス・プリンスさんの感想
弁証法の仕組みをヴィジュアル化することで現代文はかなりわかりやすくなります(2005-03-10)
一押しの参考書である。これを使えばセンター・私大なら満点を狙えよう。小生は高校時代より、大学生時代の塾講師のバイトの時にお世話になった。

入試の現代文に出題されそうな文というのは(あくまで評論に限ったことだが)、まず二律背反の形をとり、然る後に止揚し結論づけるタイプのものが多いようである。つまり弁証法である。AとBという対立する考え方があり、それを分類するところから読解を始めるのがコツである。著者は、対立する二つのものを「わけて」(例えばAとBとに分け)、同系のもの同士を「つなぐ」(何がAと同じで、何がBと同じかを確認する)ことで、論理の流れを明快に図式化していく。小生は、図式化せずに、二色の蛍光ペンで「わけて」「つなぐ」ことにしていたが。

また解法(傍線部の問いは、傍線部を含む文の主語を意識すると驚くほど簡単に解くことが出来るetc)もなかなかよかった。論理的であり、読んで解くのみでなく、明晰な文章を書く上でも為になるのではないか。

ただ著者の思想信条に必ずしも共感することはない。

dominion4jpさんの感想
早稲田受験生のために(2004-12-23)
代ゼミで早大現代文を長年担当している講師の本。テクニック的なことではなく、作者の言いたいことをちゃんと理解すること。そうすれば自然と問題は解ける。といったところでしょうか。

この本の基本は分けて、つなぐ。考え方としては、評論文では主張を説明するために反対意見と対比させながら主張を述べていっているわけです。それを利用して反対意見は反対意見、主張は主張、となるように分けてつなぐ。そうすれば主張をねじまげることなく理解できるはず。ということです。

自分としては完全に分けてつなげなくても、ここは主張だな、とか、反対意見が出てきたな、とかに気をつけるようするだけでも大きく違ってくるような気がします。現代文って何も考えずに読んでも絶対できませんから、とりあえずどう考えながら読むのかってのが大事なわけです。

まぁこの参考書は最初の問題から学習院なので初めからへこむかもしれませんが。ただタイトルにあるとおり早稲田の現代文対策にはこれ以上の本は(自分は)ないと思いますので早稲田志望の人にはやってみては、と思います。


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