受験英語研究家さんの感想
詳しく・網羅されているようだが・・・(2008-11-02)
大学受験レベル(早大の政経)にも充分通用するが、両論併記をしているものの決して、政治的中立的とはいえない。史観については恣意的ではないにしても両論併記されていない。
かなり左翼的なので、政治的に中立であれば文句ない。
T.Sさんの感想
政治・経済参考書の決定版(2008-09-29)
科目「政治・経済」の参考書は、全出題領域を網羅するものが少なく、例え網羅していたとしても、標準的で、センター試験や上位校で出題される内容に関しては説明が不足してたり、逆に特定分野に関しての内容が深すぎて、受験生には不必要なものまで掲載されているなど、問題が多かった。
ゆえに、上位校受験者は、教科書に加えて、資料集、参考書、さらには公務員試験の参考書にまで手を伸ばす羽目に陥り、表向きは容易に見えて、本当は高校生に対して負担の大きい受験科目化していた。
このような現状において、本書は、網羅的かつ参考資料も豊富で、さらには説明も丁寧であり、現時点における決定版とも言える内容で構成されている。高校教員としての経験と力量が遺憾なく発揮されている本書は、まさにかゆいところに手が届く参考書として、高校生がつまずきやすいところや、わかりにくいところ、大切なところへのフォローも十分である。
難点があるとすれば、本書に対応した学習ノートや問題集、用語集が準備されていないこと(山川出版社の政経用語集を片手に本書を読みこなすのは、難しい。清水書院など他社をお勧めする)である。もっとも、これこそ著者自身の愛の鞭ととらえ、受験生自身が自ら本書から学ぶべきである。それこそ、合格への王道であり、近道だろう。
野火止林太郎さんの感想
社会人こそ読むべし!!(2008-08-12)
現在の受験動向は知らず、しかし本書はあらゆる社会人が今一度勉強として目を通すべき1冊であろう。日本国は「消費者はうるさい」(太田農水相)らしいが、選挙民はおとなしい。BSE問題での韓国の人民を見習うべきところも多いと評者は思う。
そのおとなしさや「民度の低さ」と言われる性状は、民族性の故なのか? 評者はそうは思わない。大卒の社会人(その多くは賃金労働者)は、学校を出た後、まるきり勉強しないからではないのか? 尤もマーケティングや会計や実用英会話や簿記検定はまことに熱心に学んでいるのだろう。MBAとか。しかし、勉強とは社会人が社会に就いて勉強することに他ならず、それは金儲けとは異なる経済や経済学、歴史、地理等々世界というものが対象である。その窮極には哲学や思想というものもあろう。
とまれ評者も含めたほとんどの社会人は、政治や経済の基礎知識をことごとく忘却しており、日常に直結する法制や税制はころころと変わっているのが現代なのだ。要は世界の変貌についていけていないのだ。新商品知識は豊富かもしれないが。
日々のたつきとは別に、世界を学ぼうとしないのが大卒社会人なのではないか。そうでなければ、レバレッジとか引き寄せとかスピリチュアルとか、似非宗教紛いの経営論とかがベストセラーになることはあり得ないと思われる。
学習参考書侮るなかれ! 本書に掲載されている知識を半分でも持っていれば、ほとんどインテリ君の名を賜るであろう。
ムラサメさんの感想
大学入試の政経レベルの勉強を終えた人に(2008-07-05)
網羅性に優れ、深い知識を得ることができる。
ただ、例えば「四つの近代化」のような基本用
語の解説が乏しい点が生じている。よって、
ある程度の政経知識を身に付いているのが本書を
通読する大前提であろう。そうでない人は山川の
用語集と読み進めると読みやすいだろう。
その点を考慮して4つ星とさせていただいた。