齊藤政城さんの感想
読書嫌い、読書感想文嫌いの方におすすめです(2006-11-06)
読書感想文を書くことが持つ意味、読書感想文とは何か、読書感想文を書きたいと思う本と出会うためにはどうすればよいか、何を考えながら本を読めばよいか、読書感想文には何を書けばよいか、「KJ法」の利用など読書感想文はどうやって書けばよいか、実際読書感想文を書くにあたり何を注意する必要があるか、などが分かりやすく丁寧に書かれています。
コンクールで選ばれた優秀な読書感想文もいくつか掲載されているので、とても参考になるでしょう。
本書のなかで、読書感想文を書くにあたり、「何について書きたいのか考えてみる」として、以下の五つのことについて考えることをすすめています。
1.自分がこの作品から得たと思えるものはなにか。
2.今まで意識もしていなかったことで、教えられたということはないか。
3.本を読んでみて、もっと考えてみたいと思ったことはないか。
4.自分が作中の人物とくらべて、共通するところ、ちがうところはないか。
5.読んだあとで、今までの自分の考え方とちがってしまったものはないか。
読書感想文を書く書かないに関わらず、読書後にこれらの項目を意識することで、その本を読んだ意味を形づくり、ただ単に読んだだけになってしまう読書を、自らの血となり骨となるものに変えることができる作業だと思います。
本書は「読書かんそう文のかき方 高学年向き」に比べ、読書感想文に対する取り組み方について、ぐっと奥行きや幅が広がった内容になっている印象を受けました。
タイトルにあるように、読書感想文に困っている中学生におすすめです。それ以外の読書嫌い、読書感想文嫌いの方にもおすすめです。
マミーさんさんの感想
あなたの読書ライフを変える(2005-08-04)
この本は先ず本の読み方から懇切丁寧に教えていて、今までの読書の方法を見直すよい機会になりました。本を読んで感動しなければ、感想文は書けない。深く読んで感動するためには、問題意識を持つことや感性を養うことの必要性を説いています。終章で「より豊かに生きるために、たくさん本を読もう。より深く生きるために、より深く本を読もう。」と締めくくっているこの言葉は、私の読書ライフを励ましてくれました。
感想文コンクールで受賞しているいくつかの作品を例にとって、それらが感想文として、どんな点でどのように優れているかまで詳細に説明されていて、とても参考になります。
勿論書き方の本ですから、構成、作法、仕上げなどの技法的なことも網羅されています。