chiefさんの感想
系統的に高校数学が学びたい人向け(2008-08-03)
本書は、検定外教科書「体系数学」シリーズの1冊です。
教科書型テキストとしては珍しく、全問題について、別冊解答編に詳解が収録されているなど、自学自習で系統的に中学・高校数学が学べるようになっていることが最大の特徴です。
学習指導要領との対比でいうと、高校で学ぶ「幾何」と「関数」に関連する内容をを中心として、それらを系統的にまとめて収録したものになっています。
また、検定教科書ではあまり扱われない発展的な題材(例えば、座標空間における直線の方程式,平面の方程式)も大学受験を見据えて扱ってありますから、より深く学びたいと思う人にとっての「基礎力」を身に付けるのに適した教材といえると思います。
体裁は、普通の教科書のように定理の意味や公式の証明などが詳しく解説されています。
また、それらを理解するための具体例と確認するための例題,練習問題が多数設けられています。
これら、「例題」「練習問題」が解けるようになれば、大学受験を見据えた基礎力としては十分なものといえます。
更に、章末問題は大学入試への足がかりとなるような良問が多く掲載されていますから、文系・理系を問わず、受験で数学を使うのであれば、本書の章末問題が解けるようになることを最初の目標にすると良いのではないかと思います。