みくさんの感想
基礎力をつけたい人、教科書が手に入らない人に(2008-10-29)
中高一貫校向けのテキストですが、それ以外の人でも基礎を身につけるのに使えます。
内容は普通の教科書と同じ感じですが、普通の教科書は入手しづらく、また、練習問題や章末問題の解答がなく、ガイドを別に買わなければいけませんが、本書には
全て解答がついています。
教科書レベルから数学をやりたいけれど、教科書が手元にない方は本書で学習することを検討してみてはいかがでしょうか。
また、数学の得意な方の先取り学習にも適していると思います。
問題は普通の教科書の例題レベルから少し難易度の高いものまであります。
ただし、本書のコンセプトは数学1、A、2、Bなどの分け方とは違い、あくまでも「体系的に」学ぶことにあるので、入試対策に本書を使う方で、数学1Aのみを
受験に使う場合は、2やCの分野を飛ばすことを考えたほうがいいと思います。
本書をひととおりマスターすれば、いわゆる受験参考書を解くための実力は
つくと思います。
chiefさんの感想
系統的に高校数学が学びたい人向け(2008-08-03)
本書は、検定外教科書「体系数学」シリーズの1冊です。
教科書型テキストとしては珍しく、全問題について、別冊解答編に詳解が収録されているなど、自学自習で系統的に中学・高校数学が学べるようになっていることが最大の特徴です。
学習指導要領との対比でいうと、「高校1年生」で学ぶ「数と式」「2次関数」「場合の数と確率」を中心として、それらと関連する内容である「複素数と方程式」「式と証明」など「数学2」に配当されている内容を、系統的にまとめて収録したものになっています。
また、検定教科書ではあまり扱われない発展的な題材(例えば「部屋割り論法」など)も大学受験を見据えて扱ってありますから、より深く学びたいと思う人にとっての「基礎力」を身に付けるのに適した教材といえると思います。
体裁は、普通の教科書のように定理の意味や公式の証明などが詳しく解説されています。
また、それらを理解するための具体例と確認するための練習問題が多数設けられています。
これら、「例題」「練習問題」が解けるようになれば、大学受験を見据えた基礎力としては十分なものといえます。
更に、章末問題は大学入試への足がかりとなるような良問が多く掲載されていますから、文系・理系を問わず、受験で数学を使うのであれば、本書の章末問題が解けるようになることを最初の目標にすると良いのではないかと思います。
【収録範囲と指導要領との対比】
第1章「数と式」・・・数学1,数学2
第2章「複素数と方程式」・・・数学2
第3章「2次関数とグラフ」・・・数学1
第4章「式と証明」・・・数学A,数学2
第5章「確率」・・・数学A,数学C