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2007年10月10日
かえつ有明中・高等学校の『新帰国生教育』シリーズ
第8回「A選考の日本語作文について」
帰国生のA選考の試験科目の1つである「日本語作文」についてのご質問も多くありましたのでご紹介いたします。この試験の目的は、まず受験者の現在の日本語力を評価するものです。漢字力・文章力など総合的な力(論理的思考能力)を判定します。出題の方法は、受験者の学年に合った難易度の資料などを読ませた後に論述させます。
論述の分量は、600字~800字程度ですが、中学生には、比較的簡易な文章を題材として感想を述べさせる形式です。高校生には、やや高度な文章を題材とした論述の形式を取っています。それぞれの試験では文章構成と論述内容が大きく評価されますので、日ごろより多くの書物に触れ、知識と経験を踏まえた説得力のある論理的な文章を書く練習をしておくことをお勧めします。英語でも日本語でもその他の言語でも結構です。自分の学習言語で繰り返し練習をすることが大切です。
次に今年度9月編入の日本語作文で出題された問題をサンプルとして掲載いたしますので、ご参考にしてください。出題された文章は、著作権保護法により簡単な問題内容だけをご紹介します。
平成十九年度 九月編入試験 帰国子女入試問題(日本語作文) 中学用
問題:次の文章をよく読み、あなたの経験をふまえて六百字以内で感想を述べなさい。
◆出題問題の簡潔内容◆
「イタリアの人物の様子や社会的な制度が説明された文章です。その中で、自国では常識となっている行動や感覚が、日本人にとってはとても異質に思えることが多くとても苦労をした内容が書かれています。また、その日本人が日本に帰国したときに、イタリアと日本の文化的な差異に再度驚きを感じながらも、文化の違いを受け入れる許容性を身につけたという内容です。
《国語科の先生よりアドバイス》
課題文のイタリア人(ナポリ人)の例をふまえ、国や民族が違えば「当たり前」も違うのだ、ということへの感受性を問いたく出題しました。ゆえに、単にイタリア人を批判する文でなく、逆に日本を批判するのでもなく、違いを受け入れられる心が表れているような論述文であると良い評価が出ると思います。
ご興味ある方は、学校HPをご覧ください。
【ホームページ】http://www.ariake.kaetsu.ac.jp/
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