« 2007年度高校入試要項 その18 | JOL Blog TOPへ戻る | 2007年度中学入試要項 その21 »
2006年11月18日
帰国時期に関して
ご質問:
現在6年生(現地校では6gradeで中学生)の娘がおります。主人の転勤で10ヶ月前に、アメリカに引越してきました。娘は現在、平日は現地校に通い、土曜日には日本語補習校に通っています。
主人の駐在期間の予定でいきますと帰国は高校1年生の秋になります。受験のことを考えますと、途中編入の受け入れ校が少ないとも聞いておりますので、我が家では主人より先に、私(母親)と高校の受験にあわせて帰国(東京)することを検討しています。
日本の公立校に2学期から転入して、帰国枠受験を考えておりますが、今からどのような準備をしていれば良いでしょうか?
現状は、平日は現地校(日本人は他に一人もおりません)の学習のみで手一杯のため、日本語の学習は週末にまとめて行っています。日本語補習校では、国語・算数のみの授業ですので、社会・理科は通信教育で学習しています。ただ、今のこの内容で受験を考えるには、とても十分とは思えません。英語の学習も非常に難しくとても苦労しています。宿題も親子で一緒にするなどして、何とかこなしています。このままでは、英語・日本語ともに中途半端になってしまうような気がしてなりません。受験までの3年間をどのように過ごしたらよいのか、アドバイスをお願い致します。
JOBA教育相談員からの回答:
まず、高校1年生秋の編入を想定するか、高校受験時に帰国受験するかという選択についてついてお答えします。
基本的には高校受験時に帰国受験されることをお勧め致します。
ご指摘のとおり、途中編入では非常に選択肢としての幅が狭められてしまうのと同時に、大学受験のことを考慮しても、帰国後2年以上経過しての受験になるため、帰国枠が使えない大学が増え、一般受験せざるをえなくなる可能性が高くなるからです。もしそうであるなら高校1年生のときから受験に向けてスタートを切れるようにしたほうが得策でしょう。
なお、帰国時期としては、中学3年生の2学期にこだわる必要はないでしょう。受験校にもよりますが、転校の必要がない(中学卒業資格を問わない)学校や、3学期に短期間でも籍があればよい学校などもありますので、詳しくはご相談ください。
さて、高校受験のための具体的な準備として考えていかなければならないことは様々ありますが、まずは現地での学習がきちんとできるようになるということを中心において学習を進めていくことです。
あまりあせりすぎて現地での学校の勉強もままならないうちに日本の勉強も、受験対策も、とあちらこちらに手を出して結局どれもが中途半端になってしまうことが最も避けるべきパターンです。
その中でも、英語力については、すべてのベースとなるものです。できる限り短期間で英語を習得するよう最大限の努力を払ってください。日常会話だけでなく、1日も早く授業で使われる英語を完全に理解できるようにすることです。
もしもまだESLを受講しているのであれば、できる限り早く抜け出せるように目標設定しましょう。それができてからいよいよ日本の学習に手を付けていくことになります。
すでにESLを終了しているのであれば、学校の成績アップが第一目標ですが、同時に英検やTOEFLなどにも積極的に挑戦し、自分の英語力を客観的な尺度でアピールできるようにしましょう。
受験までの学習の進め方ですが、なんといっても主要3教科の力をしっかりつけることが大切です。英語1教科や現地校の成績だけで高校受験することも可能ですが、それに頼って入学した場合、大学への進学が難しくなる可能性がでてきます。
以上のことを考慮しますと、この3年間でできることは以下のようになります。
1:
半年を目安に、まず学校の成績がきちんと取れるように、英語力をあげることを中心に学習を進めてください。英語力にまだ不安がある場合は、具体的に家庭教師などを利用して実力をつけると共に、学校の宿題や課題をしっかりとこなし、提出することが基本になります。その間、日本の学習については、補習校での学習についてできる限り一生懸命取り組むという程度にとどめておきましょう。
2:
上記がある程度できるようになったら、英検やTOEFLなどの英語の実力を客観的に測ることのできるテストを受験していきましょう。帰国までに英検ではできれば準一級を、TOEFLではIBTで79点を目指しましょう。
同時に、日本の学習に本格的に取り組みはじめてください。基本は数国英の主要3教科についての学習です。英語も甘く考えずに日本式の試験でもしっかり得点できるように、発音や文法事項などしっかり対策していくことが大切です。
3:
その他、一時帰国などを利用してJOBAで開催しております各講習会にご参加ください。海外帰国生に特化したJOBAでは、滞在国に帰って具体的にどのように学習を進めていくか、また、受験にどう備えるかなど直接学力を見ることで具体的に指導・アドバイスさせていただきます。
なお、効果的に受験勉強を進めるためには、なるべく早く受験校を選定して具体的な目標をしっかり意識することが大切です。一時帰国の際などに積極的に学校訪問などをしておくことはとても大切です。
4:
最後に、もしも余力があるようなら、受験科目にはなくとも、理科・社会について、少しずつ学習しておくと帰国後の学習においてぐっと楽になると思います。無理のない範囲ですすめてください。
また、もしもお近くに日本の帰国受験を意識した学習塾があるようでしたら、機会を見て一度ご相談に教室に足を運んでみるのもよいでしょう。
いずれにせよ、あせる必要はありませんが、今からできること(今こそしっかりがんばらなければならないこと)をきちんと整理して、あちらこちらに手を出して中途半端にならないよう、受験までのおおよその計画を立ててみることが肝要です。
毎日が非常に忙しいとは思いますが、以上のような事項を整理して優先順位を決め、あせらずにひとつずつ着手するようにしてください。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jolnet.com/mtapps/mt-tb.cgi/1314
コメント
すみません。TOEFLのIBT100は英検準1級と比較して高すぎると思うのですが 高校受験で必要でしょうか?
投稿者 Anonymous : 2008年04月10日 06:21
この度は、ご指摘をいただきまして、誠にありがとうございました。
該当箇所も含め、記事の訂正をさせていただきました。
投稿者 JOBA : 2008年04月21日 09:55







