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2006年02月01日
2006年度 海外・帰国子女高校入試ガイダンス その4
先週に引き続き今週も、「海外・帰国生高校入試ガイダンス」をお送りします。第4週目の今回は「選考方法」「入試準備」です。
それ以外の国公立・私立の大半の帰国生受け入れ高等学校では、国語・数学・英語の3教科の学科試験や面接によって選考されます。中には、国語・英語の2教科と面接、英語の1教科と面接、作文と面接、面接だけといった選考方法をとる高等学校もあります。
通常は入学試験(筆記試験)の総合点で合否が決定されることが多いですが、海外・帰国生入試においては、その特徴を考慮して、各学校で様々な観点から選考が行われています。
以下、具体的なパターンを紹介しておきます。
(1)出身学校の特徴を考慮する高等学校
・東京学芸大学附属大泉 ・都立国際 ・暁星国際 ・啓明学園 ・国際基督教大学 ・桐朋女子 ・同志社国際 ・千里国際学園 など
現地校・国際校出身者は国内中学校と異なる制度やカリキュラムで教育を受けているため、現地校の成績を重視し、作文や面接だけで選考します。一方、日本人学校出身者は、3教科の入試で選考します。「国語」に「作文」などが加わり、一般入試とは別問題を課す別枠の募集・選抜方法を採用しています。
現地の教育制度やカリキュラムで学習している生徒にとっては、現地校の学習に専念できるという点で、受験しやすくなっています。そのために応募が集中して、倍率が上昇することもあり、一概に有利であるとは言い切れません。
(2)英語力を重視する高等学校
・江戸川学園取手 ・渋谷教育学園幕張 ・慶應義塾湘南藤沢 ・桐蔭学園など
入試科目が「英語」と「面接」や、入試では一般入試と同一の問題ですが、3教科の合計得点が合格ラインに達していなくても「英語」が高得点であれば選考審査段階で配慮している可能性が高いと思われます。英語力を最重視しているため、英語の出題は難度が非常に高いものになっています。
また、桐蔭学園が実施している推薦入試(全ての受験生を対象)は、「適性試験」と「面接」のみを課し、推薦基準としてTOEFL440点(Computer based123点)・英検2級・国連英検B級などという項目を設けて、選考しています。
(3)国内一般生と同等の学力を要求する高等学校
・開成 ・海城 ・巣鴨 ・慶應義塾 ・慶應義塾女子 ・慶應義塾志木 ・早稲田大学本庄高等学院 ・早稲田大学高等学院
などの多数の私立
帰国生も国内一般生も同一日・同一内容の入試を実施します。国内一般入試で、「難関校」と呼ばれる高校は全てこのパターンに含まれています。選考審査段階で、帰国生に対しては、選考基準がやや緩くなっているようですが、現地校出身者であっても国内一般生と同程度の入試学力が要求されます。ただし、最近では早稲田本庄のI選抜入試(帰国生自己推薦入学試験)など新しい入試形態も出てきており、今後帰国生の入試形態も変化していくことが予想されます。
| ◆慶應義塾◆ | ||||||||||||||
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| ◆早稲田実業◆ | |||||||||||||||
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| ◆早稲田本庄高等学院◆ | |||||||||||||||
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入試準備
募集要項
受験校を決定していく上で、重要になるのが出願資格です。その資格は、各学校が配布する募集要項や願書に詳細が書かれています。「海外での在籍年数」「帰国後の年数制限」「出身学校」「受験資格の認定」などの項目があります。
「2004年4月以降,2005年3月末までに国の内外を問わず学校教育における9年の課程を修了,または修了見込みの者で、中学課程における国外での在学期間が帰国時まで引き続き2年以上であり,2004年3月以降,2005年3月末までに帰国する者に限る。ただし,国内中学校への編入時期は,2004年4月以降とし,また, 国内の高等学校に在籍したことがある者は除く。なお,上記の9年の課程とは我が国の義務教育の課程に相当するものである。」
(慶應義塾:2005年度)
なお、国際基督教大学や早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院等、「帰国生として受験する場合は、出願に先立って帰国枠での受験をするための資格確認を受けることが必要」としている高等学校もあります。例として、国際基督教大学および早稲田大学高等学院の資格認定の書類を下に参考としてあげておきますので、確認してください。
また、公立高校の多くの学校では、出願以前に、教育委員会などの出願資格認定を求めていますから、早めに当該教育委員会(本誌に主要教育委員会の連絡先が掲載されていますので参考にしてください。)に確認する必要があります。
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