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海外赴任先での学校選びから帰国子女受験まで

今週は「海外・帰国生中学編入ガイダンス」の第4週目として、「学習アドバイス」の前編をお送りします。

編入試験のための学習は、一般に試験までの期間が短く、数ヶ月しかないこと、ほとんどの学校で過去の問題が入手困難であることから、手探りの状態で準備をしなければならないと言わざるを得ません。この条件はみな同じですから、その与えられた条件の中で最善を尽くすという姿勢がとても大切になります。

編入試験のタイプは、大きく二つに分けられます。ひとつは現地校や国際校に通う生徒を意識した試験で、英語(外国語)や英語(外国語)エッセイなどを課す学校、もうひとつは(このタイプの学校のほうが圧倒的に数は多いのですが)英語・数学・国語の3教科の試験を実施する学校です。どちらもこれに面接や作文が加えられる場合があります。

前者の場合は、現在持っている英語(外国語)力をさらに伸ばしていくことが大切です。多くの場合、これまで身に付けてきた英語(外国語)力は、話す力、聞きとる力、つまりコミュニケーション能力を中心に習得してきています。この場合、正確なスペリングやきちんとした文法の知識という側面において弱点を抱えている可能性がありますので、ボキャブラリーを増やすと共にこれらの面での実力をしっかり付けていく必要があります。そして、それらに裏打ちされた読解力や文章作成能力を高める学習をしていきましょう。

後者の場合は、編入後に通常の授業についてこれるかということを確認するための試験と言うことができます。そのため、試験範囲はその学校が実施している定期テスト範囲で、難易レベルもそれに準ずるものになっているケースが多いようです。

一般に、私立中学校の場合は、通常のカリキュラムよりも早く進めている学校がほとんどですので、日本人学校に通っている生徒でも注意が必要です。また、現地校や国際校に通っている生徒も、試験のタイプはどうあれ、最終的には、その学校で一般入試を突破してきた生徒と机を並べて学習をしていくことになるわけですから、こういった学習をまったくしていないと、当然編入後にとても苦労することになります。日々の学習の中で少しずつでも教科書レベルの日本の学習(国語・数学)を取り入れておくことができれば、帰国後の学習面での苦労はかなり軽減されるはずです。

 
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