「海外・帰国生中学入試ガイダンス」の第3回目は「入試科目別競争率」です。
入試科目別競争率における過去3年間の動向 入試科目:作文
男子
ここ3年間の合格者数は増加しています。その数は女子の受験者数の減少の影響を若干受けているようです。合格者数には大きな変動がないため、受験者数の増減により入試の実質倍率が変化しています。受験者数の数が少ない場合も不合格が出ていますので、入試準備をしっかりしておく必要があります。
女子
東京都立立川国際以外は、受験者数が減少しています。しかしながら受験者数が減少しても合格者数も減少していますので、受験者数が減っても実質倍率は上がって厳しい受験になることもあります。女子の中学受験者は、作文を入試科目としている中学より、国語・算数・英語などの学科試験を実施している中学を受験している生徒が多くなっています。
入試科目別競争率における過去3年間の動向 入試科目:英語 or 英語作文
男子
ここ3年間の入試は、実質倍率2倍前後となっています。渋谷教育学園幕張や攻玉社では、英検準1級を取得している生徒でも不合格者が出ており、非常に高いレベルの英語の入試となっています。英語圏の現地校や英語で授業を行っているインター校でのコミュニケーションを中心とした英語力だけではなく、長文読解や英文法の正確な知識の習得など、入試準備をしっかりしておく必要があります。
女子
ここ3年間の入試は、実質倍率2倍を越え、徐々に高くなってきています。男子同様に英検準1級を取得している生徒でも不合格者が出ており、非常に高いレベルの英語の入試となっています。女子の場合は、筆記試験の他に英会話試験を点数化していますので、英語圏の現地校や英語で授業を行っているインター校でのコミュニケーションを中心とした英語力と長文読解や英文法の正確な知識など、幅広い学力が要求されています。
入試科目別競争率における過去3年間の動向 入試科目:国語・算数
男子
ここ3年間の入試は、実質倍率が2.5倍から3倍と年々高くなっています。入試科目は国語・算数の2科目ですが、合否選考としては、「国内一般入試と同一内容で入試をするが、帰国生を別枠・別基準で選考」「国内一般入試とほぼ同じ基準で選考」というように、国語・算数の2科目入試を実施するほとんどの中学校では、その2科目の得点は国内一般生と同等が要求されています。そのため、合格者数が中学によってかなり差が出ていて、中には合格者がいないケースもありますので、国内一般入試と同様の入試対策が必要になります。
女子
ここ3年間の入試では、受験者数は男子の約半分で、実質倍率は2倍前後で推移しています。これは、「帰国生に対して定員枠を設け、国内一般入試と別日程・内容で入試」をする中学校が多く、受験生もそれらの学校を中心に受験しているためです。なお、2科目入試における合否選考は男子の場合と同じとなっています。
入試科目別競争率における過去3年間の動向 入試科目:国語・算数・作文
男子
ここ3年間の入試の合格者数は、83名前後で、受験者はやや減少していますが、実質倍率は依然約2.5倍で高めです。関西圏の大阪府・京都府の私立中学受験は、入試日が同一日、首都圏と比べ帰国枠中学入試の実施校数および帰国生徒数が少ないため受験者数は1ケタと少ないようです。
女子
ここ3年間の入試の合格者数は、100名前後で、受験者数はやや減少していますが、実質倍率は2倍前後で推移しています。女子校の受験者数は、横ばいかやや減少傾向になっています。このタイプの首都圏の中学は、「帰国生に対して定員枠を設け、国内一般入試と別日程・内容で入試」となっています。
入試科目別競争率における過去3年間の動向 入試科目:国語・算数・理科・社会
男子
ここ3年間の入試の受験者数は減少傾向にありますが、実質倍率は2010年度を除くと約2.5倍で高めになっています。受験者数の減少は、男子校の海城中学や共学校の國學院久我山中学などが、1月入試を始めた影響があるようです。早稲田実業の合否基準は、「本校の内規(非公表)に従って一定の点数に達していれば、規定の人数を限度として合格とします」となっているため、一般入試の難易度によって実質倍率が年によって異なりますので、注意が必要です。
女子
年によって受験者数に増減があります。募集定員枠が「若干名」や「一般に含む」が多く、早稲田実業同様に、一般入試の難易度によって実質倍率が年によって異なりますので、注意が必要です。国語・算数・社会・理科の4教科の充分な入試対策をして、一般入試の学校を突破する生徒が増加傾向にあります。










